受験に失敗するということは人生において凄まじい劣等感を抱かせるものよ。

みなさん、こんにちは。こんな受験シーズン真っ只中だからこそかもしれませんが、受験失敗モノの薄い本ですよ!
私は挫折モノが大好きです!!

いちはや『妹は受験に落ちた』(2017/2/12)

資本主義社会は競争が原則なわけで、競争では誰しもが勝者となるわけではなく、敗者が必ず存在します。しかし競争原理がないと社会的には停滞するわけで、挫折を味わうものたちが出現するのは必然なのです。それゆえ、目標を定めて努力をしたからこそ、その頑張りが実らなかった際の、絶望・悲哀・挫折感は人格形成に大きな影響を与えるのです。他者に劣るのだという・すさまじい・劣等意識。自己肯定感なんてあったもんじゃないですね!

私も旧帝落ちて結局は地元駅弁に行ったのですが、通ってた際には凄まじい懊悩がありましたし、今でも時たまフラッシュバックします。(その後、ロンダして旧帝の院へ行くことになる)。就職においても、今この文章を書いている瞬間はソレナリに正規の専任ですが、ここに至るまでの下積みはとてつもないものがありましたし、今後どうなるかも分からない。

一般的には「挫折を味わったからこそ、それを乗り越えることにより成長も〜」みたいな論があって、確かにそれはそうなのですが、本人にとってはその時その瞬間が全てなのであり、訳知り顔で理解者面されても如何ともしがたいのです。自分が思うには、挫折は「乗り越える」のではなく、「受け入れる」。そのうえで次に向かって動き出せるかが重要なんじゃないかと。だから、私は、挫折系ものが大好きなのです。