manga column

ゴールデンカムイ 主要キャラの最期まとめ

無事に連載終了を迎えたゴールデンカムイ。ここでは五稜郭の戦い・暴走列車編で死亡したキャラの死に際と、生き残ったキャラが最後どうなったかの後日談をまとめておく。 鯉登平二(音之進のパパ) 都丹庵士 二階堂浩平 ソフィア 牛山辰馬 土方歳三 尾形百之助…

ゴールデンカムイ「尾形百之助の本当の目的は何だったのか」

尾形の死では、結局人間には役割や大義など無く、ごく個人的な私怨で動くということが描かれた。ゴルカムでカルト的人気を誇っていた尾形百之助上等兵。シナリオ的にはトリックスターの位置付けで金塊争奪戦を引っ掻き回し、その動機が注目されていた。だが…

個人的な目的と社会集団全体の夢の相克(『ハイパーインフレーション』30話)

貨幣経済を題材に資本主義の最高の段階としての帝国主義を扱う作品『ハイパーインフレーション』。 第30話では主人公が掲げる奴隷解放という公約が主人公の姉を助ける為の口実ではないかと糾弾される。 ここで扱われる問題が個人的な目的と社会全体の夢の相…

「恋情慕情による倫理観の破壊」という物語構造について

主人公とヒロインの関係性は様々な表現パターンがあり、その一つに「指導的立ち位置」(指導者-被指導者)といったものがあります。知識や技術の伝授を媒介にすることで二人の間に深い関係性が生じ、その過程において様々な感情が芽生えるのです。当然そこには…

【感想】労働と生活と生き甲斐と残飯(『こづかい万歳』第24話を読んだ)

残飯をツマミに朝に晩酌をする中年夜間工場労働者の話。 この作品の面白さは登場人物が実に楽しそうに生活を語る所である。 各自が人生に楽しみや喜びを見出しておりそれを誇りとしているのだ。 家と工場を往復し残飯で安酒を呷るだけの日々が輝いて見える。…

無理やり主役をJKにしなくともオッサンが原付に乗ることを魅力的に描くことができると実証した秀逸な作品

完全にスーパーカブのアンチテーゼ。中身オッサンのJKもどきよりオッサンはオッサンのままが良い。 今回は単身赴任を契機に原付を手に入れたオッサンが主役を張ることになる。 赴任先の年下の同僚から原付を譲り受け、皆から指導を受けた後、おっかなびっく…

【感想】『ヤマノススメ』20巻「レジャーとエンタテイメントと博物館」

流し読み。JKが父親と糸魚川に翡翠を求めて遊びに行く話が良かった。 JKにもなって父親と地質系ピクニックに付き合ってくれるという幻想。 知識が無いと何事も楽しめないと言って博物館で事前学習するシーンがステキ。 レジャーとエンタテイメントと教育普及…

【感想】ゆるキャン△(原作版)第12巻「薪割り」

薪割りをしながらなでしこが野クルコンビから瑞牆キャンプの土産話を聞く話。 11巻ではなでしこ・志摩リン・アヤちゃんのダムと吊橋キャンプが描かれましたが…… なんとその裏では野クルたちが秩父多摩甲斐国立公園でキャンプをしていたのだ! そんなわけで伐…

年齢を重ねると好奇心を維持することにすら多大な努力が必要になる話(『ゲーミングお嬢様』を読んだ感想)

ゲーミングお嬢様を読んだ。 これまで呼吸をするかのようにコンテンツをひたすら消費してきたわけだが、最近はどんなものに触れても感受性が働くことは少なくなった。何を見ても粗製濫造された類似品のように感じるようになっていく。どこかで読んだことのあ…

ポイントカードのメリットを紹介しているようで、実は経済活動を矮小化し、自由を束縛しているという皮肉を描いた秀逸な作品

ポイントカードは一見するとお得なように感じる。ポイント払いで無料で買えると節約感が味わえる。嬉しい!しかしポイントカードを持つと、絶えずポイントを気にしなければならなくなり、ポイントが溜まるお店でしか買い物ができなくなっていく。また買うと…

節分ネタにおける年齢表現について~あべななさんじゅうななさい~

設定として「永遠の17歳」を謳っているキャラクター達。ネタをネタとして理解している人々はジェネレーションギャップの中におかしみを見出します。そんなわけで年齢が暴露されてしまう年中行事ネタ、干支や節分の豆などは恰好の題材となります。デレマス/…

『働かないふたり』第306話の感想「頑張っても報われなかったらどうしよう→さぁ?ダメな時はダメっすからねぇ。」

今回のお話は、やりたいことをやることの不安。 頑張って、頑張って、頑張って、頑張って、報われなかったらどうしよう。 そんな不安に対して安易に慰めるのではなく、ダメな時はダメっすからねぇという現実を突き付ける。 「努力を裏切らない論」や「すべか…

(ほとんど覚えていないが)メガドライブの思い出

『異世界おじさん』の「メガドライブ ミニ」発売記念特別編を読んだら分かりみが過ぎる。 comic-walker.com むかし、なぜかロッテリヤにメガドラがあっての まだ私が年端も行かない坊やだった頃、何故だかフレッセイ(スーパーの名称)の近くにあったロッテリ…

普段レジグナチオンを気取っている少女Bが、だからこそ実は一番自我に囚われている。それに対して、家業の経験から厳しい現実を知っている少女Aは、どことなく達観した思想を持ちつつも、それ故に物事を悲観的には捉えない。少女Aの人生観が少女Bを救う。

デレマス/デレステの二次創作漫画のはなし。 断片的なキャラ情報からプレイヤーが人物像を解釈し、二次創作により大衆がイメージを共有することで、実際にキャラクターが創り上げられていく現象。ザコメンタル×蒼メンタル×強メンタル pic.twitter.com/BsBPR…

「やりたいことや得意分野で生きればいい」ことは分かっているが、「得意なことなんてそもそもないし、やりたいことも別になく」結局は「個人の努力など無駄」であることを痛感している。

デレマス/デレステのはなし あきら 「やりたいこと」「得意なこと」で勝負すればよい。 りあむ 「得意なこと」なんてないし、そもそも「やりたいこと」なんてない。 ンゴ 結局、自然災害等の大きな力(時代構造や社会情勢)の前には「個人の努力など何をして…

還暦直前の部長が部下に嵌められ腐女子文化に染まっていくコメディ漫画が面白い。

この漫画読んだら笑い転げて、嫌な事(しかも結構引き摺ってた事)を忘れて、癒されたわ。 僻地で孤独で娯楽もなく研究しかしていないと気が狂いそうになってくる。人生には笑いが必要だ。 このギャグコメディの漫画は、すごくテンポが良くて、思わず全話読…

『世話やきキツネの仙狐さん』の第17話を読んだ。

心が砕け散ると、もう二度とは修復できず、たとえそれが見かけ上修復できたとしても、いびつでゆがんでしまう。 そんな人々を救済するのは炉利BBAであるという話。 中二病患者なら誰しも自己の存在意義について煩悶したことがあるかと思う。しかしそれは麻疹…

日本式労働慣行のしんどさについて

【死】今回の業務では、以下のようになった。ここから読み取れるのは、仕事を振る際にはきちんと明確な指示が必要だということ。 事前連絡もなく、唐突に仕事を投げてきて、指示語による曖昧な命しか出していないのに、失敗したら糾弾される。 ちゃんと事前…

「あべななさんじゅうななさい」を見て勝手に励まされる気分になる。

原作は知らなくても二次創作によってキャラのイメージが作られることはよくあることです。 (むしろ二次創作しか知らなくて後で原作のキャラを知りギャップに驚くことも多々あります。) そんな中、ぼんやりと眺めているうちに無意識のうちに崇拝の念を抱く…

三上ミカ先生様の歪んだ兄妹関係モノ『As your mind.』兄の懊悩とイモウトの狡猾さがみどころ!!

歪んでる人間関係の煩悶のなかにこそある愛憎悲喜こもごも。 Let's 背徳 イモウトモノの物語の原動力の一つに「背徳感」というものがあります。周囲から受け入れられないことを前提にしたうえで、人間は社会的動物であるとしてその関係を断ち切るのか、それ…

たわわシリーズの前髪ちゃんを見て、小宮裕太先生の素直クール黒髪を思う

たわわシリーズの前髪ちゃんの話は、センセが前髪ちゃんの好意を拒み続けフラグをへし折りまくる話だ。見所は、小悪魔的な前髪ちゃんがセンセをおちょくり、センセが懊悩するという展開である。特に前髪ちゃんが第三者に告白されたにもかかわらず、努めてそ…

サービス産業なので、どうしても合う合わないはあるわけだが、わざと聞こえるように陰口を叩かれるのは辛い。というおはなし。

塾講はサービス産業である。講師は吐いて捨てるほど存在し、その中で生き残りをかけて日夜戦いが繰り広げられている。講義だけでOKの塾は結構よい方だと考えてよろしい。酷い所だと担当生徒とかクラス経営とかある塾もある。それはチューターがやってくださ…

なかじまゆか先生の制服楽園シリーズにおける店長本の面白さについて

数ある制服楽園シリーズの中でも屈指の名作と言えるのが店長本です。設定がきちんと練られていて素晴らしい。 ツンデレ男:店長とおっとりお嬢様:広野さんの絡みがコンセプトのファミリーレストラン「馬車道」本です。 本社でのゴタゴタの責任を擦り付けら…

二人だけの世界観におけるユーモア的関係性を描いた日常系作品の流行について

セカイ系の解釈は多々あれど私は「男女二人だけの関係性により世界観が構築されている作風」のことだと勝手に思ってます(テキトー)。それを考慮に入れると、男女二人の関係性をメインにした日常モノが最近ブームになっている現象はセカイ系の一種と捉えても…

受験に失敗するということは人生において凄まじい劣等感を抱かせるものよ。

みなさん、こんにちは。こんな受験シーズン真っ只中だからこそかもしれませんが、受験失敗モノの薄い本ですよ!私は挫折モノが大好きです!! いちはや『妹は受験に落ちた』(2017/2/12) 資本主義社会は競争が原則なわけで、競争では誰しもが勝者となるわけで…

気が滅入っている時には退廃的な薄い本を読んでさらに陰鬱な気分に。

精神的に摩耗し、疲弊することも多い今日この頃。寝ても休んでも虚脱感。なんか何もしないのにエネルギーが身体から流れ出すような感じ。故に何もする気になれない。時間だけが無為に過ぎてゆく。感じるのは焦燥感。休みの日なのに生産的なことは何もできず…

無力感に陥った時に読む薄い本シリーズ

もともと自分の人生に期待などなく、ただ諾々と生きているだけの毎日。だが特に教育・啓発事業に従事していると無力感に襲われることも多い。どんなに教育活動を行っても、何も変わらず愚鈍なままの生徒を見せつけられると、自分の努力など一切無駄ではない…

三上ミカ先生の睡姦妹モノ ついに後日談へ

ついに後日談まで来たか!!!と実に感慨深い作品。 今まで妹が誘い受けで寝たフリして兄が襲うの待っていたイモウトなわけだが・・・。 後日談では逆にイモウトが兄に襲いかかる。 まぁ逆をやったわけだがイモウトが襲う側の心情をトレースしていてとても趣…

人生が辛いときに読む薄い本シリーズ 伊東ライフ先生 の巻き

仕事はツライ。だが無職になるかと言われればノーと応えざるをえない。 仕事をしていない方が仕事をしているよりもツライのである。絶望だ。 故にどんな仕事だとしても絶望を知っているからこそ身を粉にして働くのである。 だからといって仕事がツラくないか…

心が折れそうな時に読む薄い本シリーズ(001) ノジ「子宮口の彼方、お兄ちゃんの果て」(2013)

概要 小説家を志すがなかなか芽が出ないダメお兄ちゃん。そんなお兄ちゃんの不安な心をイモウトが利用し既成事実をしてしまいます。以来お兄ちゃんは、イモウトによる性的な慰めを糧に生きていくことになります。イモウトに肯定されることで何とか諦めずに頑…