1.連合国軍の反攻
- ①独伊の対米宣戦(1941.12.8)…太平洋戦争開始と共に宣戦。日独伊の枢軸国VS米英ソの連合国の戦い。文字通り世界大戦となる。
- ②ミッドウェー海戦敗退(1942年6月) 太平洋戦争の転換点となった日米空母機動部隊の激突!
- ③スターリングラードの戦い(1942年8月~43年2月)
- ④ガダルカナル島撤退(1943年8月)
- 1942年8月以降、日米両軍が争奪戦を展開したが、日本軍は制空権を奪われ大きな犠牲を払った結果、43年2月に撤退した。
2.戦後世界の構想
- ①大西洋憲章(米英) 1941.8月
- ②カサブランカ会談(米英)1943.1月
- 対イタリア作戦を決定
- 敵国の無条件降伏の原則表明
- ★1943.9 イタリア、無条件降伏
- ③カイロ会談(米英中)1943.11月
- ④テヘラン会談(米英ソ)1943.11月
- 対ドイツ戦争方針 北仏上陸による第二戦線の形成→ノルマンディー上陸作戦の実施
- ⑤ダンバートン=オークス会議(米英ソ中)1944.8~10
- 国際連合設立の原則と具体化案←1943年のモスクワ宣言に基づく
- ⑥ヤルタ会談(米英ソ)1945.2月
- ★1945.5 ドイツ、無条件降伏
- ⑦ポツダム会談(米英ソ) 米トルーマン・英は途中からアトリー 1945.7月
- ★1945.8 日本、無条件降伏
3.大戦の結果
(1)資本主義の限界
(2)ファシズム諸国の理論的敗北
(3)第二次世界大戦の国際的影響
- ①米ソの台頭
- 連合国の勝利に決定的役割を果たし、戦後世界での指導的地位を認められた。
- ②大戦終結におけるソ連の重要性
- a)ソ連軍の東欧侵攻
- b)戦争末期の米ソの対日軍事行動
- ポツダム会談 1945年7月17日~8月2日
- 米による広島への原爆投下(8月6日)
- ソ連の対日参戦(8月8日)…ソ連を仲介とした和平政策の現実性が明らかになる。
- 米による長崎原爆投下(8月9日)
- ポツダム宣言受諾(8月9日-14日)…御前会議で9日(10日の午前二時半)に国体護持(天皇制)を条件に受諾。10日に米英ソ中に通告。14日の御前会議で最終決定。
- 終戦の詔勅(8月15日)…玉音放送で国民に発表する。
- 占守島の戦い(8月17日~21日)…千島列島でのソ連との戦い
- 南樺太占領(8月25日)…樺太でのソ連との戦い
- 降伏文書調印(9月2日)…ミズーリ号。政府代表重光葵外相、軍部代表梅津美治郎参謀総長。
- 北方四島占領(9月3日~9月5日)
- ②ヨーロッパの凋落…世界の中心から世界の諸地域の一つに後退した。
- ③アジアの自立…中国やアジア諸地域での民衆の抵抗運動は、反ファシズム運動の枠をこえて、欧米諸国の植民地支配を打ち破って自立する力量を獲得した。