1.秦の統一と皇帝支配の樹立
(1)秦の統一 (前221年 都;咸陽)
(2)秦の内政と外政
- ①内政
- ②外政
2.漢帝国の盛衰
(1)前漢 (前202~後8)
- ①建国期…匈奴への従属と秦の教訓 → 内政・外政ともに国力の充実をはかる。
- ②6代景帝
- 呉楚七国の乱…景帝の抑圧政策に対し、諸侯が反乱を起こすが短期間で鎮圧される。これを契機に中央から官僚が任命されるようになり中央集権化が進む。
- ③7代武帝
- a.外政…積極的な軍事行動を実施
- b.内政
- b-1.経済 ☆対外戦争の負担による財政難を解決するための諸政策
- 塩・鉄・酒の専売…中国大陸は面積の広大さに対して海岸線が短いので塩が貴重。
- 五銖銭…漢は当初民間の貨幣鋳造を認めたが混乱が生じたので、正当通貨を作る。
- 均輸法…各地の特産物を貢納させ、不足地域に転売する物価調整法。
- 平準法…物価が低いときに物資を買い入れて、上がったときに売り出す物価安定法。
- b-1'.財政政策の結果…重税や労役によって小農民は没落。小農民を支配下におさめて大土地経営を行う豪族が台頭した。
- b-2.儒学の官学化:董仲舒の献策で五経博士を設置。
- b-3.官吏登用法:郷挙里選…優秀な人材を地方で選び地方長官が中央に推薦する政策だが、豪族の子弟が多く推薦され官僚となる弊害が生じた。
- b-1.経済 ☆対外戦争の負担による財政難を解決するための諸政策