1.モンゴル世界帝国の出現
(1)モンゴル諸部族の統合
(2)モンゴルの征服活動
- ①チンギス=ハン
- ②オゴタイ
- ③グユク
- ④モンケ
2.陸上・海上の帝国となるモンゴル帝国
(1)大元ウルスの形成
(2)モンゴル帝国の実態 → 大元ウルスを中心とするチンギス一門のウルスの集合体
- 大領土の中に地方政権(ウルス)がつくられ、それらが大ハーンのもとにゆるやかに連合する形式。
- 大ハン位をめぐる相続争いが起こるときも。Ex.上述したハイドゥの乱…ハイドゥとフビライの相続争い。
- 地方政権
- オゴタイ=ハン国【西北モンゴル】…現在の学説ではなかったことにされている。
- チャガタイ=ウルス(チャガタイ=ハン国)【中央アジア】…チンギスの次子チャガタイとその子孫たちの政権。14世紀半ばから東西に分裂し、西からティムールがでて大帝国を築く。
- ジョチ=ウルス(キプチャク=ハン国)【南ロシア】…ジョチ家のバトゥ建国。14世紀前半に全盛期。イスラーム文化需要。ティムールに圧迫され衰退し、モスクワ大公国の自立後、分裂解体。
- フラグ=ウルス(イル=ハン国)【西アジア】…トゥルイ家のフラグが建国。同じトゥルイ家のフビライの大元ウルスを宗主として仰いでいたが、ガザン=ハンの時にイスラーム化した。
(3) 対南宋・日本編
3.モンゴル帝国の統治体制
(1)帝国の中枢 → 世襲と実力とのバランスのとれた多元的で開放的なしくみ
(3)統治 →徴税と治安維持がメインで従来の社会や経済には干渉せず。
(4)各地方ウルス
- 支配者であるモンゴル側がトルコ化・イスラーム化して統治下の社会に根を下ろす。