さくらの雲*スカアレットの恋「不知出遠子ルート」の感想・レビュー

ブルジョワお嬢様遠子が亡き母の縁者を殺害してしまうことを防ぐ話。
遠子は母親の死がトラウマとなっており、復讐を誓った。
遠子の母親は窃盗に入られた際コレクションの一つである時計に圧迫され死んだ。
それ故遠子は窃盗犯を捕まえ、散逸したコレクションを全て回収させようとしたのだ。
一方、窃盗犯は遠子の母親に恩義がありその死に負い目があった。
それ故、コレクション回収に協力することになり、最後には死を望む。
放置しておくと透子は窃盗犯を殺してしまので、これが歪みの1つとなっていた。
主人公は窃盗犯から真相を聞き出すことで、遠子の殺人を防ぎ、歪みを直す。

不知出遠子ルート概要

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  • 母親の遺品を回収する話
    • 遠子が母親の縁者を殺害してしまうという歪みを解消する。遠子は資産家の娘のブルジョワ階級。しかし母親の死にトラウマを持っていた。それは母親の部屋に窃盗が入り、大切にしていたコレクションが盗まれ、その際に大きな時計に押し潰されてしまったというものであった。以来、遠子は復讐に駆られ、窃盗犯を探し出すと、売り払ってしまったコレクションを回収するように命じる。
    • 一方窃盗犯は遠子の母親に恩義と負い目を感じていた。窃盗犯は賭博で大幅に負けてしまい個人では支払いきれない債務を負ってしまったが故に窃盗に走った。その時盗みに入った屋敷で遠子の母親に見つかってしまったのだが、通報されるどころかコレクションを譲られたのである。その理由は遠子の母親は死の間際にあり、窃盗犯の境遇に感じることがあったため、自分の過去を清算しようとしていたからであった。こうして窃盗犯は49日かけて遠子の母親の部屋に通い、一晩の語り相手になった後で、一つずつコレクションを渡されていたのである。しかし、その最後の日に上述した大きな時計が倒れる事件が発生。真相としては、この時遠子の母親が窃盗犯を庇って自分が死んだのであった。その光景を幼少の遠子が目撃しており、自分の母親が窃盗犯に殺されたと思い込んだというワケ。
    • こうして遠子は母親のコレクションを窃盗犯と共謀して回収していき、最終的に窃盗犯を殺してしまうのであった。これがあまたの世界線での遠子であり、世界線の歪みとなっていた。遠子ルートでは後藤新平の暗殺を防いだことにより、遠子ルートの歪みが修正されていく。主人公の活躍で、遠子と窃盗犯は和解。めでたしめでたしとなる。一応、歪み修正後も透子ルートは続くが、内容としてはイチャラブ描写が展開されたのち、主人公が未来に帰ることを諦め、1920年代の世界で生きていく決意をして幕を閉じる。ネフェルティティの胸像がナチのヒトラーに渡されるというトンデモ展開となるが、これは放置され、次の伏線となる。そんなわけで次の世界線へGO!

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