さくらの雲*スカアレットの恋「茅野メリッサ ルート」の感想・レビュー

メリッサが千里眼の持ち主で歴史の歪みが視える存在だと明らかになる話。
汽車旅行での殺人事件は全て千里眼の持ち主を炙り出すだけの茶番であった。
謎を解き明かした主人公に自らの異能を告げたメリッサは帝都の防衛を依頼する。
鉄道を新たに敷設とか殺人事件が起こってるのに止まらない汽車とかトンデモ設定。
ミステリー要素はメリッサのキャラ特性を語る装置の下位に過ぎなかったことが残念か。

茅野メリッサルートの概要

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  • 茅野メリッサが千里眼の異能を持つ少女であるということを明かすためだけにミステリートレインという長い文章を読まされることになる
    • 造船成金は魔人・加藤から1920年4月中旬までに100万円用意するように言われていた。彼は要求を満たすため様々な金策に走るが、結局失敗してしまう運命を辿る。この世界線では、千里眼の少女を見つけて金策に利用しようとしたのであろう。ミステリートレインなる謎解き列車のイベントを企画し、候補者の中から千里眼の少女を炙り出そうとする。だが造船成金は共謀者によって殺害されてしまい、賭博女もその二の舞となる。犯人は刑事であり、過去に千里眼の少女の興行を見ており、そのオカルトが忘れられなかったので、造船成金と共にミステリートレインを仕組んだとのこと。
    • 千里眼の少女はメイドのメリッサであった。彼女は混血児であり、閉鎖的な長野県の片田舎では忌み子として排斥されていた。メリッサは売り物として扱われ、興行主から千里眼の真似事をさせられていたのだ。しかしヒロインの一人である不知出遠子の母親にインチキがばれてしまう。非難を浴びるメリッサだが、幼き遠子がメリッサを庇う。このことが縁でメリッサは不知出家のメイドとして仕えることとなったのであった。
    • 事件解決後、しばしイチャラブパートが挿入されたあと、メリッサから真実が告げられる。なんとメリッサは本当に千里眼の異能持ち主であったのである。それ故、メリッサは歴史の歪みを見ることができ、このままでは魔人・加藤によって帝都が崩壊してしまうことも分っていた。そこでメリッサは、主人公に対して帝都の崩落を防ぐように依頼を出すのであった。次の世界線へGO!
    • 以上により、メリッサルートでは長々とミステリートレインの話を読まされたわけであるが、結局のところ、メリッサが千里眼の持ち主であることを語る為に用意されたシナリオに過ぎなかったのである。体験版の時点では、各ヒロインと共に帝都の崩落をいかに防ぐかとい課題にチャレンジすると予想していた。そしてどの√でも防げず失敗してループするのであろうと推測していたので、帝都崩落にすら挑めずその前段階で終わるとは驚愕であるという感じ。n周目ゼロ地点に送れる電報が使われたのって初めと遠子ルートだけやん!蓮ルートでもメリッサルートでも使われなかった。遠子ルート及び蓮ルートでも帝都が崩落してしまったことは、アララギ視点の小エピソードでさらっと触れられるくらいであった。

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