ハッピーライヴ ショウアップ!「共通√トラウマ解放編③ペチカ編」の感想・レビュー

練習を厳しくし過ぎたら部活運営ミスって空中分解し親友とも破局した少女の話。
スラムダンクでゴリが厳しく練習したら部員みんな辞めってたアレのシーンね。
ゴリにはメガネ君がいたけど、ペチカは自ら親友を拒絶したので廃部となり孤立した。
以来アパシー状態となっていたぺチアは打ち込んでいたものを無くした主人公と繋がっていく。
こうして舞台演芸を通して少女の再生物語が始まるのである。

ダブルスコアのどこが大健闘なんですか?

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  • ペチカ、お前と演劇やるの息苦しいよ ...
    • ペチカは普通科所属の演劇部の部長でした。ここの学校は専門科と普通科で分かれており、そもそも部活に入るやつらなんてエンジョイ勢だったのです。それにも関わらず専門科の演劇を見てインスパイアされたペチカは奮起し、ガチで演劇の高みを目指そうとします。すると部員たちは即座に離反。外堀を埋めることの知らないペチカは自分の想いが受けいれられないことに愕然とし説得工作を試みることなく演劇部は空中分解し廃部となったのでした。ペチカには親友がおり、空中分解した時に部を修復するチャンスはあったのですが、ペチカは彼女すら拒絶してしまい、親友は遠くに引っ越していったのでした。後に転居を知ったペチカは親友が引っ越しのことを色々と相談したかったのかもしれないと酷く後悔しアパシー状態になってしまうのでした。ペチカの闇は深く、今でも夢にうなされており、その罪と対峙させられていました。そんなペチカを救うことになるのが主人公というわけです。
    • 共通√のペチカシナリオでは主にアパシー状態からの脱却が行われていきます。これを支える主人公がまた良いのです。将来に希望を見いだせないペチカが、これまでの高校生活を振り返りながら何やってたんだろーなぁと吐露するシーンとか結構好きです。コンプレックスのカタマリとなっているペチカは全方位が敵で頭に血が上りやすい状態になっているのですが、主人公との交流によりそのコンプレックスを受け入れ温和になっていくのです。背が低いペチカは私服の際シークレットブーツで嵩上げしているのですが、それを否定せず綺麗と言ってあげれば好感度は爆上げ。さらにペチカは舞台演芸で朗読・ナレーションを担当するのですが、その甲高い声が問題になっていました。しかしその問題に対してはペチカが妖精の役になりストーリーを観客に見せるという演出で解決。すなわち背の低さも甲高い声も知恵と工夫で対処していったのです。所詮は小細工かもしれないと不安なペチカを肯定してあげればコンプレックスも癒されていきます。復活したペチカがどのようにして破局した親友や崩壊した演劇部と落とし前をつけるのか個別ルートに期待が持たれます。

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【感想まとめ】


参考