少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第11話「わたしたちは」の感想・レビュー

ひかりの失踪により煌めきを喪失した華恋をバトルロイヤルした仲間が励ます話。
キリンによるバトルは敗北者の煌めきを代償に優勝者の望みを叶えるものであった。
ロンドンでそのことを実感していたひかりは優勝しても燃料を望まじ失踪することになる。
これにより仲間たちの煌めきは守られたのだが、華恋は煌めきを無くしていた。
それもそのはず、華恋の煌めきはひかりによってもたらされたものだったから。
舞台への情熱を無くした華恋はひかりが残したスタァライトの原著の読解を試みる。
するとひかりは幽閉されているだけで存在抹消されたわけはないことが判明する。

同じ釜の飯を食った仲だからこそバトルロイヤルした仲間たちの激励が効く

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  • 舞台で、待ってる
    • キリンによるレヴューという名のバトルロイヤルはキュウべえシステムと原理は同じ。優勝者の願いは歪んだ形で叶えられ、その他の敗北者は煌めきという名の情熱を失い、舞台に対して無感情となってしまうのです。ロンドンでの戦いでこれを知っていた神楽ひかりは、幼馴染の愛城華恋の煌めきを守るため、代償を必要としないことを望んだ結果、姿を消すこととなりました。親友を無くした愛城華恋は必至に行方を捜しますが、発見することはできませんでした。飛ぶようにして時間は過ぎ去り、高2時のスタァライトの開園が近づいてきます。しかし愛城華恋は舞台に対して煌めきを失っていたことに気付いたのでした。神楽光は愛城華恋を守るために存在が消され、その他のメンバーは煌めきを失っていないのにどうして華恋だけが!?それもそのはず、愛城華恋の煌めきの始原は神楽ひかりであり、ひかりがいなければ煌めきもまた無かったのです。そんな華恋がとった行動が、ひかりの残した『スタァライト』の原著を訳すこと。原著訳しは誰もが皆通り道ですよね。そんなわけで仲間に支えられて解読すると、なんと原著の展開では、別離エンドを迎えた後塔に幽閉されたことが明らかになります。もしかしたら神楽ひかりは幽閉されているだけなのかもしれない。思い立った華恋はバールのようなもの片手にレヴューの会場の扉をこじ開け、中に入っていきます。ここでかつて戦ったメンバーたちから、それぞれの言葉で「舞台で待ってる」の言葉を貰うのです。彼女らに励まされた華恋が舞台で待っててというところは第11話最大の見せ場!果たして最終話で神楽ひかりはどのように解放されるのか!?

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