アンレス・テルミナリア「来栖莉々奈」シナリオの感想・レビュー

シナリオが断片的過ぎてよく分からなかった。
「りな」は主人公にしか見ることのできないネコミミの少女という設定。
彼女は本の中に入れる異能を持つが、その力の本質は「世界の創造」であった。
本当の名前が「来栖莉々奈」であり、ぼっちでいたところ主人公の友達となった。
おそらく劇中で主人公が過ごしている世界は主人公が書いた日記の中?かと思われる
「りな」は本当はネコミミではなかったが主人公の飼い猫に影響されたっぽい。

なんかよく分からないが「りな」という少女が「世界の創造」という異能を持つことを扱いたかっただけっぽい

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  • 私の読解力が低いのか、もう少し分かるように書いて欲しいと思った
    • 多分グランドルートで「世界の創造」が必要となるので、そのために用意されたヒロインと言えるかもしれない。設定では「りな」という少女は主人公にしか見えないネコミミの娘。主人公の一番の友達と言っており、シナリオは一つのことしか記憶できない主人公が「りな」のことだけ覚えていたことから始まる。「りな」√で重要となるのが「本の世界の中に入れる」異能。これを用いて皆で本の中に入ったり、ライターに目覚めた主人公が脚本を書いたりする。そうこうしているうちに存在しない生徒である「来栖莉々奈」宛に手紙が届くようになり、それが「りな」であることが明らかになる。そして主人公が過ごしている世界は、異能により主人公の日記の中に入ったものであるっぽい雰囲気が漂う。主人公の記憶は徐々に失われつつあったが、その記憶を残しておこうと日記を書き記していたのである。その日記の中で特別な存在であったのが、かつての主人公飼い猫の「まろ」。おそらく莉々奈が主人公の日記の中に入り込んだ際、一番の友達という点で猫と融合し「りな」になったのだと思われる。このことから莉々奈の異能は本の中に入れることではなく、新しい世界を創造できる力であることが示唆されるのであった。起承転結というか起伏というか、ダラダラと日常パートを続けた上で、とりあえずこれだけやってりゃいいだろ感が漂い、唐突に世界の謎が思わせぶりに提示され、そしてブツ切りかのように終わり、真相はグランドエンドへという流れになっている。

  • ※グランドエンド後から見た莉々奈の立ち位置
    • 主人公の異能である「審判者」の犠牲者となったキャラ。主人公は眠ると一つのことを除いて全て忘れてしまうという記憶リセットの異能の持ち主。それは今のセカイの寿命が尽きて終わった後、次のセカイへと持ち越すためのたった一つのことを裁定するためであった。それ故、主人公が一度覚えておこうと決めたものを後から変えてしまう「覚え直し」をすると、その対象があたかも最初から存在しなかったかのように改変されてしまうのであった。この莉々奈という少女は主人公が「覚え直し」をしたためセカイから排除されてしまったキャラ。だから主人公以外には見えないという設定になっている。その後、「覚え直し」の弊害を防ぐために「審判者」の異能は「加護」の異能へと分岐する。


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