雑録

アストラエアの白き永遠 Finale-白き星の夢-「After&Side」の感想・レビュー

本編のオマケのようなもの。各編全体的に短く、内容も薄い。各編概要は以下の通り
雪々アフター:旅路の果てに故郷に帰り旧友と旧交。
落葉アフター:ヤンデレチョロインの共感能力モノ。
りんねアフター:異父姉弟・異母兄妹モノ。姉-弟-妹が揃うシーンがみどころ。
ころなアフター:ワークライフバランスなはなし。職業か家庭か。
琴里アフター:面倒くさい武士っ子系ツンデレがデレようと頑張る。
一夏アフター:中長期的な受験勉強のはなし。あと姉。

After&Side 各個別雑感メモ


  • 雪々アフター
    • 本編グランドエンド後のはなし。火星の雪氷生物である雪々は生物的拡散の手段として絆を結んだ相手に異能を付与するという特性がありました。しかし異能を保持すると自分の寿命が削られてしまうのです。そのことを知った主人公くんと雪々は異能回収の旅へと旅立ちます。この時、主人公くんの姉である白羽幸が予知夢により火星の雪氷生物と人類が融和できる世界が訪れることを提示したのでした。そして二人だけで頑張らないで、時には振り返ることも重要だよとアドバイスしてくれるのです。
    • 白羽幸√では主人公くんと幸姉さんが融和と共存の道を探ることが話の主題でしたが、雪々アフターでは主人公くんと雪々が文字通り、止まり木で羽を休めるため帰郷してきます。主人公くんと雪々は異能を回収して世界中を旅してきたのですが、主人公くんの命が削られすぎてしまったのです。故に主人公くんは異能を一時手放して養生することになります。かつての親友たちがこれでもかとお見舞いに来てくれたり、花見をしたりして英気を養う主人公くん。こうして回復した主人公くんは再び異能を得るために雪々と情交を交わすのでした。そしてエンドディング後には幸姉さんとも再会。贖罪のために身をすり減らして働く幸姉さんに、主人公くんと雪々は自分たちに言ってくれたようにきちんと休んでねと伝えてハッピーエンドを迎えます。



  • 落葉アフター
    • ヤンデレチョロインの共感能力のはなし。本編では「異能を肯定する」ことが主題だったのに、アフターで否定しちゃうんかいと思ったのは私だけではないはず(作中でもライターからセルフツッコミが行われていた)。落葉はやきもち焼きであり、年の離れた幼児である落葉のイモウトが主人公くんに好意を見せるのにも耐えきれません。そして主人公くんとの情事の際に共感能力が無意識に発動して自分の淫欲が漏れていることに気づいてしまいました。そんなわけで落葉は生殖活動を行うことを自粛するのですが、そんな落葉を眺めることがアフターの醍醐味となっています。ここで共感能力の異能の発動を抑制するために、本編で扱われた異能制御装置が再び提示されるのです。落葉は自分の異能があったからこそ主人公くんとフラグ構築ができたのだと、異能制御を断り異能を受け入れることにテーマ性があったのにあっさりと否定しちゃうんですねーと。
    • 一応、主人公くんのことが好きだからこそ、共感能力で感じ取ってもらうのではなく言葉で伝えたいと正当化は、なされます。しかし落葉の共感能力はあまりにも高く、主人公くんへの欲望をぶちまけてしまうのです。そんな落葉が淫乱な自分を受け入れて素直になれればフラグは成立さ。一歩を踏み出すのは怖いけど、踏み出した先には楽しさや幸せが待っている!レッツトライ!と夜伽タイム。共感能力を用いた夜伽により隠そうとしている本心をさらけ出してックスするのは感慨深いものがあります。こうして落葉のアンビバレンツを楽しむのが落葉アフターというわけです。



  • りんねアフター
    • 今まで兄の背中を追いかけてきたイモウトが肩を並べて歩んでいくというはなし。やはりメインは3きょうだい勢揃いシーンですかね。白羽幸と主人公くんが異父兄弟で、主人公くんとりんねが異母兄弟、そして白羽幸とりんねは血が繋がってないという関係ですね。りんね√では白羽幸の存在は明らかになっていなかったので、二人が白羽幸と家族になる姿が改めて描かれるのです。まぁグランドエンドや白羽幸√見てるので、焼き直しを見させられている感じもしますが、そこでは白羽幸とりんねの関係性は主人公くんを媒介にしたものだったので、二人が主人公くんを介さずに義理の姉妹として関係性を構築するところは結構よかったかもしれない。しかし主人公くんとりんねの父親である蛍研究員についてはグランドエンドで読んだから知ってるでしょ?と言わんばかりに殆ど触れられず、墓参りに行ったという文章で片付けられてしまいます。いやー墓参り重要っしょ。そんなわけで、りんね√では失踪してしまった火星の雪氷生物:雪々がが宇宙開発センターに来るというので迎えに行くのですが、そのまま雪々と出会うことなく観覧車エンドになります。えー!シナリオをブン投げたー!!



  • コロナアフター
    • 宇宙飛行士を続ける決意をするはなし。本編においてコロナは異能を活かして宇宙飛行士となり火星探査に乗り出しました。事故で落ちかけた宇宙船をこれまた主人公くんが異能により救出したというオチでしたね。地上に帰り久々の休暇というカタチでアフターはスタートします。異能により家族とすれ違ってしまったコロナは家族に人一倍惹かれるものがあり、主人公くんとたくさんの子どもを作りたいと願うようになります。しかし女性に突き当たる壁として妊娠・出産の問題がありました。現在の労働力人口減少を打破するためには女性の社会進出、定年退職者の再雇用、社会経験という名の若者雇用、外国人の研修制度利用などがありますが、それに加えて乳幼児を抱える女性をどう労働力として活用するかが問題になっているわけです。仕事と家庭の両立問題をどう扱うのだろうか?とクリックしていきましたが、決してそんな話にはなりませんでした。主人公くんがコロナだけに宇宙飛行士はさせないぜ→俺も宇宙飛行士になるエンドを迎えます。宇宙飛行士とロケットセンター職員というパートナーから、宇宙飛行士同士のパートナーへとなり、苦楽を分かち合おうではないかエンドを迎えます。



  • 琴里アフター
    • 面倒くさい少女シリーズ。武道っ娘である琴里はツンデレ娘で、うまくデレられなくて煩悶しちゃうの、というおはなし。まぁ内容は殆どなく、琴里がデレるための努力に励む姿を眺めて楽しむというある意味ファンディスクらしいシナリオです。ある日、主人公くんのクラスに遊びに来ることができるようにまでデレはじめた琴里でしたが、全然デレていないと囃し立てられます。うまくデレられるように頑張る琴里ですが空回り。そんな中、親友が目標のためにコツコツと努力している姿を見せられて奮起。私もコツコツとスモールステップでデレるわ!と息巻きます。ダイジェストモードでデレるために一歩一歩進んでいく琴里タイムをお楽しみください。そしていつしか琴里は気づくのです。もう自分は主人公くんにデレていたのだと。かつての琴里は自分の能力を持て余して諦観し人生を余生のように感じていました。そんな琴里が夢中になれるもの(=主人公くんと付き合うこと)をみつけた時点でそれはもうデレていたのです。と、いうわけでハッピーエンドを迎えます。



  • 一夏アフター
    • 中・長期的な勉強方法に関するはなし。定期試験のような短期決戦モノなら規律を厳しくし他のものを切り捨てて試験対策に打ち込めば攻略は可能です。しかし年間単位の試験となると、短期決戦的な勉強方法は破綻してしまいます。人は「頑張って」勉強だけし続けることは不可能だからです。ゆえに中・長期的な勉強は「頑張って」勉強するのではなく、「呼吸をするかのように」勉強できるようになれることが重要なのです。1日長時間やって後が続かなくなってしまう勉強よりも、毎日の日常的な習慣として勉強する方が最終的には勝つのです。つまりは如何にして1日のルーティンワークに勉強を組み込むかなのですね。
    • 一夏は全てを切り捨てて受験に臨んだ結果、案の定エンスト。主人公くんはそんな一夏を見かねて原初に帰れと、帰郷に付き合います。そこで一夏は自分がロケットを好きになった原始的感動を思い出します。またロケットのように邁進する姉を見て、世話&支援をしたいと一層願ったのでした。一夏はかつて自己の存在理由を見いだせず、虚無感に陥りましたが、ロケットのような姉を見て自分もまた切り離されると思ったからだったのでした。ゆえに、見捨てられると思いがちな一夏に自己肯定感を持たせてあげれば問題は解決さ。そんなわけで主人公くんは一夏と婚約するのでした。こうして一夏は全てを切り捨てて勉強に打ち込むのではなく、勉強を生活習慣の一部に組み込み、呼吸をするかのように勉強できるようになったのです!!



  • サイドストーリー
    • 葉月サイド
      • 幼稚園を卒業した葉月が魔法少女ムーンリーフとして大活躍するはなし。ななついろドロップスよろしく使い魔と化した主人公くんが魔法少女の手助けをして問題を解決していく。しかしそれは夢オチで、予知夢の異能を発動させた葉月の夢だったというオチでしたとさ。
    • ひなたサイド
      • 遠隔透視能力を持つサブキャラが、その異能で自分と主人公くんが結ばれる並行世界を選び取るはなし。当初ひなたはりんねと主人公くんをくっつけるために、主人公くんに手を出すのですが、もともと主人公くんに好意を抱いていたひなたにとって、その戯れが本気の恋へと変わっていきます。そして遠隔透視能力をフル活用させて臨んだ未来を選び取るのです。しかしその空想具現化は仮想世界を生み出しただけであり夢オチエンドとなります。けれどもそのセカイはあまたある並行世界の一つでもあるので、そのセカイへと辿り着ける選択肢もあるんじゃない?というエンドで終わるのでした。