ラブライブ!スーパースター!! 2期1話「ようこそLiella!へ!」の感想・レビュー

新入生勧誘問題。ガチ勢すぎて敷居が高く新入生が来てくれないという話。
スクールアイドルとして結果を残すことを目標にし練習に励むリエラの5人。
4月になって学年もあがり後輩ができることを夢見るが何故だか誰も入部してくれない。
そんな中、北海道から都会に憧れてやってきた桜小路きな子に焦点が当てられる。
きな子はかのんの勧誘もありスクールアイドルに興味を持つが自分にはとても無理そう。
だがきな子はユーチューバーとマッドサイエンティストに背中を押され門を叩く。

「向いてないことをいくら頑張ったってダメなものはだめですの。でも、やってもないのに向いているかどうかなんて分からないでしょ?」

新入部員が来てくれず悩むリエラのメンバーたち
  • ガチ勢過ぎて敷居高くなりがち問題
    • 虹ヶ咲は大会に出るとか結果を残すとか、そんなことには囚われず自由に自己表現することがテーマとなりました。一方でスーパースターは大会で結果を残すことを強く求めています。そのため日夜激しい訓練を積んでおり、メンバーたちも過去にトラウマを抱えていましたが1期でそれが解消されたため、そのポテンシャルはとても高いものでした。そして彼女たちは学校の看板を背負っており、自分たちだけが良ければそれで良いのではなく後進の育成もまた重要な課題となります。しかし勧誘が上手くいかず誰も来てくれない。いっそのこと、この5人でやろうかと諦めかけるちぃちゃんに対し、すみれが異を唱えるとことこ結構好き。なんだかんだいって一番真っ当な人物がすみれなんだよなぁと。2期1話でもクゥすみは鉄板。すみれの実家問題を心配するすみれやすみれにだけはありのままの自分を出すことができるクゥクゥがかわいい。その関係性は本作に期待される重要な要素の一部にまでなってます。

 

きな子の悩みに助言をするCEOの図
  • 興味はあるけど自分には向いて無さそうな時、その敷居を越えさせるものは何か?
    • 一方で新入生サイド。新入生の中で主人公格として描かれるのが桜小路きな子。きな子は北海道のド田舎出身とのことで都会に憧れ上京してきたとのこと。初めての都心できな子が辿り着いたのが新しく通う自分の高校。そこで澁谷かのんたちに出会いスクールアイドルたちとの関りが生まれます。きな子から先輩呼びされて有頂天となるかのんの様子を是非お楽しみください。
    • こうした一連の流れからきな子はスクールアイドルに興味を持つのですが、ヤンキー系限界ヲタクから噂話を聞くと敷居を高く感じてしまい、悩むことになります。卒アルを引っ張り出して過去の自分の写真を眺めていたことから類推すると、おそらく容姿や体型のことで嘲笑の対象となっていたことが窺われます。敷居の高さはスクールアイドル部だけにあるのではなく、勝手に自分で壁を高くしていたのです。
    • 苦悩するきな子を後押しすることになるのが、ユーチューバーとマッドサイエンティスト。きな子はCEOの肩書を持つユーチューバーに「興味はあるけど自分には向いて無さそう」と相談を持ち掛けます。それに対するお答えが「向いてないことをいくら頑張ったってダメなものはだめですの。でも、やってもないのに向いているかどうかなんて分からないでしょ?」なのでした。本作シリーズに対して綺麗事しか言わないので宗教とか揶揄されることもありますが、割とグッとくる展開。さらに心が絆されたきな子の下に間髪入れずマッドサイエンティストが登場。強引にリエラの皆さんがいる屋上まで運び込まれます。そこでライブが展開され、きな子は衝撃を受けると共に、スクールアイドルとしての一歩を踏み出すのでした。

名場面集

今回のクゥすみ ~クゥクゥの実家問題を気に掛けるすみれ~
きな子に先輩呼びされてテンション上がっちゃう澁谷かのん
きな子を歓迎するリエラメンバーたち
エンドカード

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