ブルーアーカイブ「猫塚ヒビキ」絆ストーリーの感想・レビュー

爆発や珍発明ばかり強調されていた工学少女が先生との交流を経て他者を慮れるようになっていく話。
当初の猫塚ヒビキはトンデモ設定路線であり、何にでも爆発機能をつけようとする珍妙な工学女子だった。
だが先生との交流の中で淡い感情を萌芽させ、心理学を学んだり、相合傘を申し出たりと変化が生じる。
また「共に死線を越えようぞ!イベント」では二人で電力復旧に挑み困難を乗り切ると深い関係となる。
体育大会後にはすっかりコスプレに嵌っており、自作の衣装でロールプレイするようにまでなるヒビキの姿が!
しかもチアコスをすっかり気に入っていて先生のオフィスで通い妻のように帰りを待ち構えるようになる。
残業を抱える先生のためにフレフレダンスでがんばれがんばれしたり自作ASMRで癒してくれたりする。

猫塚ヒビキのキャラクター表現とフラグ生成過程

夜景を見ながらもう少し一緒に居たい、今夜は帰りたくないするヒビキ
  • 通常ヒビキ
    • 猫塚ヒビキは機械弄りに長けるが何にでも爆発機能をつけようとする工学女子。通常版のヒビキはそのトンデモっぷりが強調されやすい傾向にあり、爆発だけでなくbluetoothスピーカーに異常なコダワリをみせたり珍発明ばかりしたりする。だが少女らしい側面も持ち、先生にカッコイイ所を見せようと張り切ったり、それが果たせずガッカリした際に十分カッコ良かったと褒められると頬を染めたり、先生と相合傘に誘って雨の中の帰り道を楽しんだりする。メモロビでは停電した給電システムを復旧させることになり、途中でその作業量に諦めそうになるが先生の励ましと手伝いに支えられ、無事に修復に成功する。普段はクールなヒビキが「……ぐすっ。」と涙ぐむシーンは破壊力バツグンである。死線を協力して乗り越えた二人はさらに絆を深めることになり、ヒビキは自分が復旧したお気に入りの夜景に先生を誘う。ヒビキは先生に甘え、もう少し一緒にいてくれる?と誘い綺麗な夜景を見ながら一夜を過ごすのであった。

 

ノリノリでチアコス応援していたのに、急に我に返って恥ずかしがるヒビキ
  • チアコスヒビキ
    • チアコス版ヒビキは体育大会後の話となる。チアコスを経てすっかりコスプレキャラとして確立されたヒビキは通常版絆ストーリーでは見せなかった趣味として本格的なコス衣装の作成とロールプレイに目覚めた姿を見せてくれる。またチアコスをするのも満更では無くなり、先生を応援すると称して通い妻の如くオフィスで先生を待ち構えており、残業の応援をしようとしてくれる。この時のヒビキの心情描写が実に秀逸であり、深夜のオフィスでフレフレダンスを踊りながらがんばれがんばれするのだが、(……もしかして今の私、結構とんでもないことをしちゃってるのかも……?)と恥じらう姿は一見の価値アリなおススメの描写となっている。その後もチアコスヒビキの通い妻大作戦は続き、甲斐甲斐しく先生にコーヒーをいれてくれたり、珍発明を提供してくれたりする。ラストは子守唄エンドであり、ヒビキは自分の子守唄を収録してリアルASMRを先生に贈るのだ!ヒビキの落ち着いた声に癒された先生は眠りに落ちていき、その寝顔をヒビキは堪能するのである。

通常ヒビキ見所

先生に良い所を見せようとして失敗し残念がるも先生に褒められて照れるヒビキ
相合傘を提案しておきながら、いざやるとてれりこするヒビキ
共に死線を越えようぞ!

チアコスヒビキ

チアコス衣装への強いコダワリを見せるヒビキ
深夜のオフィスで先生を応援するためにチアコスするヒビキ
自作の子守唄ASMRで先生を癒すヒビキ