【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第1話「鏡でも見ることができない自分の顔って、なに?」

会長の思い付きで結成された炉利アイドルグループを何も知らずに課長から押し付けられたPの話。
アイドル好きが高じて芸能関連企業に就職した米内Pは入社3年目にしてプロデューサーの話を持ち掛けられる。
だがそれは厄介払いであり誰も炉利アイドルの担当などやりたがらないためにお鉢が回ってきたのである。
幸運の女神には前髪しかない。米内Pは機会を掴むため、詳細も聞かずに承諾してしまう。
米内Pは担当アイドルを事前に調べもせず前日に深酒、当日の顔合わせに大遅刻するという失態を晒す。
デビュー前の炉利アイドルの世話という実態を知った米内Pは慌てふためくが腹を括るのも早かった。
炉利アイドル達の泣き落としにより情が湧き、彼女らを責任もってプロデュースする決意を固める。

会長の思い付きである厄介事をたらい回しの果てに押し付けられた入社3年目Pくん

こんなに純粋な目をした若者に碌な事前説明もせず面倒事を押し付ける管理職の方々
  • 内Pガンバレ物語
    • 会長の思い付きによりJSだけを集めた炉利系アイドルグループ第三芸能課が結成されることになった。だが管理職は乗り気ではなく、完全に厄介な面倒事であり押し付け合いとたらい回しが始まる。その結果、課長は入社3年目の新人に事業を押し付けることになった。ターゲットにされたのは外回りで下積みをしていた米内P。課長は事前説明もろくにせずプロデューサーやらない?とその役職を餌にしたのだ。下積み生活を続けるフレッシュマンにとってプロデューサーの職をちらつかされれば、食いついてしまうというもの。ビビッて尻込みしていてはいつまで経っても昇進できない。こうして面倒事を押し付けようという管理職の方々は、立身出世を目指し夢に憧れる若者の功名心を利用して厄介払いをすることに成功した。
    • プロデューサー職を得た米内Pは現実を見ず三船さんを担当できるかもと夢想する。事前に担当するアイドル達を把握しておかないという無能っぷりは担当するJSたちからも指摘されるところであった。また前日には課長のアルハラを喜んで受け深酒し、当日の顔合わせに遅刻するという大失態をやらかす。そしてJS達を担当するという現実を始めて知った時には、失望を隠しきることは出来ず、少女たちから不信を買ってしまうのであった。
    • だがこれまでレッスンばかりでろくに仕事も無かった少女達にとってプロデューサーがいなければ何もできないというのもまた事実。米内Pはメンバーのうち人懐っこい純真組から泣き落としにあい、思わず情が湧いてしまう。こうして腹を括った米内Pは炉利JSたちを率いて第三芸能課をプロデュースする決意を固める。アイドルの中でも橘ありすは米内Pにヘイトを抱く筆頭であったが、歌のレッスンの際に意外に米内Pが良く見ていることを知り彼を受け入れ始める。橘ありすの両親は彼女を自立した一人の個人として扱っているため、ありすは親に甘えることが出来ずにおり、その愛に飢えている。故に一見すると橘ありすはクールなムーブをかますが、デレるのも早いチョロイン気質を垣間見せていた。
    • それにしてもシナリオの為とは言え、外回りの経験しかない若者にプロデューサー職をちらつかせて、誰もやりたがらないプロジェクトを押し付けてしまうというブラックっぷりがさらっと描かれた。その上、直属の上司である課長もアルハラ三昧。けど、こういったことを進んで受け入れチャンスを逃さない人が成功できるのかもしれない。
JSたちからの泣き落としに遭い腹を括る米内P
自分が何故プロデューサーをするのかを熱く語る米内P
アッサリとデレるチョロイン橘
上司のアルハラに対して自ら進んで酒を飲みピエロになることが昇進のコツ!

U149感想まとめ