【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第10話「重ねれば重ねるほど大きくなる色って、なに?」

会長のお遊びだからと適当な人材を名目ばかりの子守に仕立て何もするなと言う管理職たちに風穴を開けていく話。
小学生アイドルを結成するという会長の思い付きに対し、管理職は正直面倒であり適当にいなそうとしていた。
その生贄にされてしまったのが米内Pであり、彼に面倒事を全て押し付け、トカゲの尻尾切りにしたのであった。
当初は子どもの担当をすることに面食らった米内Pだが、彼女らの情熱を受けとめ、一つずつ実績を重ねていった。
だがやはりアイドルと言えばライブがしたい。米内Pは必死で管理職に頭を下げ、ライブ開催の請願をする。
しかし面倒事を嫌う管理職は第三芸能課など邪魔者にしか過ぎなく、ライブなどもっての外であった。
オモチャを与えられてハシャいでいるとの侮辱を受ける米内Pが必死で唇を噛みしめて耐える場面が今回の見所!
そんな米内Pを見た先輩アイドルの皆さんが様々な知恵を貸してくれて自弁で配信ライブをすることになる。
予算は米内Pのポケットマネー、場所は屋上、舞台も手作り、面倒はかけないと熱弁し、渋る管理職を説得する。

出来ることから始めて実績を重ねて大衆の支持を得て大きなうねりを作り上げる成功譚

必死にライブ開催の請願をするも、全く相手にされない米内P

本作は全て会長の思い付きから始まる。それが小学生アイドルグループを創設するというものであった。管理職は会長案件を疎ましく思っており、適当な人材を名目上のプロデューサーに仕立てて子供の面倒を見させようとしていた。何がしかの活動をさせていれば会長への言い訳にもなる。失敗しても尻尾切りにすればいいだけであるし、成功すれば搾取すればいい。そんなわけで最初から生贄として犠牲になったのが米内Pだったのだ。だが入社して3年雑用ばかりやらされていた米内Pにとってはこれはまたチャンスでもあった。担当が子どもであることに面食らったが、彼女たちと真摯に向き合い、情熱に感化され、その想いを掬いあげていく。初めのうちは取るに足らない些末な仕事しかなかったが、それでも精一杯取り組むうちに徐々に大衆の支持を得るようになっていった。そんな中、アイドルと言えばやはりライブがしたいということで、管理職に請願に行くが、そこで真実を告げられ、現実を思い知らされることとなる。管理職により米内Pは自分が単なるピエロであったことを思い知らされるのである。玩具を与えられてはしゃぐ子どもと評された米内Pは唇を噛みしめながら下を向き必死で耐えることしかできないのであった。
 

落ち込む米内Pに自弁手作りライブ配信を提案する先輩アイドル方

落ち込む米内Pだが、それを救うのもまたアイドル。トップアイドルの高垣楓さんたちが何かと米内Pを気にかけてくれて、突破口を開いてくれる。そして地下アイドル歴が長くバイトをしながら活動を続け、苦難を耐え偲びながらシンデレラガールにまで登り詰めた安倍菜々さんの登場だ!奈々さん曰く、手作りしちゃえばいいんです!そんなわけで手作り配信ライブを企画することとなった。予算は米内Pのポケットマネー、場所は屋上、舞台も手作り、管理職には迷惑をかけない、見たらきっと管理職たちも第三芸能課のアイドルを好きになる!と熱意をもって説得するのだ。こうして全て小学生アイドルたちによる手作りライブが配信されるに至った。これは単に配信したのではなく、これまでの地道な活動で着実にファンを増やし、配信動画を見てくれる人も多いという下地が出来ていた。また第三芸能課のアイドルたちは単なるお遊びではなく必死で練習を重ね、その成果として歌と踊りを披露しているということは、視聴者やファンにも伝わるのであった。言い訳を並べて何もせず座して待つのではなく、まずは行動して、自分たちが出来る事を一つずつ積み重ねることで、それが大きなうねりになるというサクセスストーリーはテンプレだけれどもムネアツな展開!こうしてついにデビューの話にまでこぎつけるが、ここでラストを飾る橘ありす回に突入する。ありすは大人になりたいと自立を望んだため両親からも放置され気味であり、中学受験に差し支えない範囲でなら好きにしてよいと言われていた。だがデビューともなれば受験勉強に時間を割くことは難しくなるわけわけで、ここら辺がありす回で焦点になるのではないかと予測される。

この見たらきっと好きになります!のシーン良いよね
内Pの頑張りは徐々に管理職からも認められて行く
自弁手作り配信ライブは大成功に終わり、上層部に評価される米内P

U149感想まとめ