【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 総集編

内Pの奮闘記を登場キャラ達の視点で振り返る話。話数ごとに仕事内容もグレードアップしていく。
1話:ありす回…第三芸能課の立ち上げと米内Pに対するありすの信頼
2話:仁奈回 …宣材写真の撮影と着ぐるみに依存していた仁奈の解放
3話:みりあ回…動画配信とメンタル削られても自己を演出して切り抜けるみりあのタフネス
4話:桃華回 …バンジー体験取材と下卑たテレビ制作会社に一矢報いる桃華の気品
5話:梨沙回 …女優オーディションと単なるメスガキで終わらない梨沙の闘争心
6話:結城晴回…バックダンサーと衣服に左右されない晴のカッコ良さの定義
7話:小春回 …ぬいぐるみ販促と不思議ちゃん少女小春の夢想

内Pが子どもだからといって侮らず一人一人の個性を大切にしているのがいいよね

内Pかわいいね集①

アイドル好きが高じて芸能関係の仕事に就いた米内P。その苦しい下積み生活は実を結び、プロデューサーに抜擢される。だがそれは尻ぬぐいというか単なる押し付け。会長の鶴の一声で炉利アイドルたちの部署を作ることになったが、誰もやりたがらなかったので、米内Pにお鉢が回ってきたのである。現実を目にした米内Pも最初は戸惑うが、勝利の女神には前髪しかなく、機会は掴むしかない。炉利たちが小学生ながらに胸に熱いモノを持っている姿を垣間見ると、善人である米内Pは彼女たちに尽くして成功させる決意を固める。こうして米内Pは橘ありすと夫婦漫才をしながら子どもたち一人ひとりと真摯に接し、彼女たちの長所を伸ばして短所を克服させ、アイドルとして育てていくのであった。
 

内Pかわいいね集②

本作は各話によって当番になるアイドルたちが異なるので、全ての話数を通してメインで出て来るのは米内Pであるため、自然と視聴者は米内Pを多く目にすることになる。そのため米内Pに対して愛着が湧くのは必定と言えよう。炉利アイドル達は皆、一筋縄ではいかないクセモノばかりで、彼女らがアイドル業をこなすなかで様々な問題が発生する為、その心労は想像に難くない。だが、米内Pはアイドルに対する情熱と若いファイトで体当たりしていくのである!①大人になることに拘る背伸び系少女にその能力や資質を疑われたとしても情熱を宿した熱い瞳によって感化するし、②着ぐるみに依存し着ぐるみが無ければ精神崩壊してしまう少女がいれば着ぐるみが無くてもステキだと個そのものの価値を実証するし、③少女がファンになじられメンタルクラッシュしそうになった時は楽屋裏からフリップで励ますし、④大人に求められる偶像崇拝を卒なくこなす少女には自分を出してもいいんだと自ら率先してバンジーすることで道を示し、⑤仲間をライバルとして敵視していた少女に対しては周りから助力を請うことの大切さを体感させ、⑥衣服の嗜好で個性が左右されると思っている少女に対しては自らスカートを穿くことで衣服に左右されない本当のカッコ良さを指し示し、⑦池沼系不思議ちゃん少女が迷子になれば一生懸命探しに行く。毎回、米内Pが体当たりで子どもたちと向き合う姿には好感を覚える。これがU149の魅力の一つである。
 

内Pかわいいね集③

そして米ありの関係性。本作はオムニバス形式ではあるが、主役は橘ありすであり、毎回ありすが米内Pについて回り、夫婦漫才を展開する。橘ありすは大人になることを何よりも求めており、大人な振る舞いをすることで自我を保っているのだが、それはまだまだ子どもなのに両親から大人として見なされアタッチメントに欠けることからの反動。そんなクールを気取ろうとする橘ありすに対して、少年の時からの憧憬を瞳に宿し夢に邁進する米内Pの子供っぽい部分は何よりも刺さるのである。1話でアイドルが好きだから皆を輝かせたいと語る米内Pの目の表現は神憑っており、そんな米内Pにありすは落とされてしまうのであった。それ以降、クールタチバナは米内Pの正妻ポジションにつき、悪態をついたりツンデレしたり世話を焼いたり桃華に嫉妬したりしながら、物語の進展に関わるのである。今回の総集編で各キャラのお当番回が終わったらライブ編に入ることが示唆されたが、おそらくそこで皆にスポットライトがあたりつつもメインはありすになるんじゃないなかなと第予想(テキトーですが)

U149は米ありもおススメ

U149感想まとめ