ブレバン1話感想「シリアスなミリタリ物かと思いきや突如ロボットアニメと化す」

人型兵器の日米合同軍事演習中に宇宙から侵略を受け絶望的な防衛戦が展開される話。
陸上自衛隊のイサミ・アオは単騎突入の白兵戦に長けた屈強な兵士であった。
人型兵器の軍事演習においても無謀とも言える勇猛果敢な突撃により部隊に勝利をもたらす。
だがしかし実戦経験は未熟であり宇宙から謎の侵略者に襲われた時には完全にビビっていた。
震える手を何とか抑え込み防衛戦に従事するが敵の前には児戯にも等しく死亡寸前となる。
だが突如意志のある熱血系ロボット兵器が降って来てイサミに乗り込むように指示をすると……
これまでのシリアスな雰囲気は一転し、ロボットアニメのノリとなり盛大な歌と共に敵を倒す。

絶望的な防衛戦からの熱血ロボットギャグアニメ

模擬演習ではイキっていたのに実践ではビビりになるイサミ

シナリオの前半はシリアスな展開。人型兵器が運用されるようになった近未来において日米合同の軍事演習が行われる。そこで日本の陸上自衛隊のイサミ・アオはマシンスペックではありえないような機動を披露し、単騎突入の白兵戦で大きな勝利をあげた。そんな彼に目を付けたのが米軍のスミスであり、日米の軍人のむさくるしいライバル関係モノのような匂いが漂うミリタリ物の流れであった。

だが次の演習を目前にして、突如宇宙から謎の侵略が現われ地球は攻撃を受けることになる。絶望的な防衛戦が繰り広げられる中、イサミ・アオは訓練では優秀でも実践では未熟であり、なんども恐怖に駆られてビビっている様子が映し出された。彼は実践において何かトラウマを抱えていることが匂わされていたのだが、何とか怖れを抑え込み秩序だった防衛戦に従事する。しかし敵の強さは異常であり、次々と破壊されていく味方側の人型兵器。イサミの同僚である女性も破壊された人型兵器から出られずなすすべもない状況であった。

このままでは死が訪れる。随分とヘビーな雰囲気で話が進んでいたのだが、突如180度路線が転換する。なんと自ら意志を持つ、イケボの熱血系ロボが空から降臨しイサミに搭乗するよう促すのだ。するとどこからともなく影山ヒロノブのような熱血ソングが流れだし、侵略者たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げの大活躍。しかもBGMの熱血ソングは視聴者たち用ではなく、実際に流れているという設定のメタ的展開。こうして最初のシリアスな雰囲気はどっかへ行き、熱血ロボットギャグアニメが幕を開けたのであった。

イサミラブ勢
シリアスミリタリからロボットギャグへ
熱血ロボットもの

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