ブレバン2話感想「ロボアニメでギャグ化してるけどトラウマを持った屈強な軍人の脆弱なメンタルを扱う」

演習ではイキっていたが実戦では何もできず、さらには冤罪による拷問でメンタルクラッシュした話。
宇宙から地球を侵略しにきた金属生命体から人類を守るため、共に戦うというロボ:ブレイバーンさん。
彼は自衛隊3等陸尉のイサミに執着していたため、彼は重要参考人として拷問を受けることになってしまう。
そんな中、侵略の第二派が発生し、再び部隊は危機に陥ることになってしまう。
ブレイバーンはイサミとの合体を求めるが、メンクラしたイサミは腑抜けと化し精神崩壊してしまっていた。
スミス氏はイサミの代わりにブレイバーンに搭乗することを志願するが、ブレイバーンから拒否される。
イサミは仲間の死を前にし再び融合する決意をするが、敵を倒した後、今度は機体から出て来なくなってしまった。

イサミ・アオ三等陸尉の脆弱なメンタル性

拷問により精神崩壊したイサミ

第1話でも演習では最強なのに実戦だと途端にビビッてしまう側面が描かれていたイサミ三等陸尉。ブレイバーンに搭乗したことで疑いをかけられることになり、今回は拷問される羽目になる。本当に何も知らないが知らないでは済まされないため、とうとうイサミは自分の弱い内面を吐露するしかなかったのだろう。全てが明かされたわけではないが、イサミは自分が仲間の危機に際して助けることが出来なかった役立たずのフニャチン野郎であったことを自白したようであった。

イサミの拷問シーンに対して、ブレイバーンの事情聴取はギャグとしての側面が強調されコミカルに描かれる。何を質問しても首脳部の思う通りには答えず、事ある毎にイサミへの想いを独白するブレイバーンに対してシラケ気味であった。そんな会議は踊る、されど進まずのような状況を打破することになるのが敵の侵略の第二波であった。ブレイバーンはイサミが来ることを待っているぞと告げ、航空機モードに形態変化すると敵の下へと向かう。だが雑魚的は殲滅できても同系統の人型兵器に対しては圧倒的優位とはいかず、次第に押し込まれ劣勢になってしまう。

ブレイバーンを助けるにはイサミを連れてくるしかない。イサミの力を認めていた米兵のスミス氏は拷問部屋に助けに行くも、そこにはすっかり精神崩壊しメンタルクラッシュし情けない姿をさらすことしかできないイサミがいた。スミス氏はイサミを連れ出すことに成功したが、肝心のイサミがブレイバーンへの搭乗を拒否。スミス氏は自分こそがロボのパイロットになりたかったことからイサミの弱腰もあり、自分がブレイバーンに志願する。だが当のロボット本人から生理的に無理と拒否されてしまう。その胸中はかなりショックが大きかったであろう。

やはりブレイバーンにはイサミが乗るしかない。イサミは同僚の危機を見て、自分が乗らねば仲間が死ぬと奮い立ち、ブレイバーンに搭乗。漫才のような掛け合いを繰り広げながらもブレイバーンの強さを引き出し敵を殲滅した。だが精神崩壊していたイサミはなんと今度はブレイバーンから降りることを拒否。ブレイバーンの中で膝を抱えながらいじけるモードへ入ってしまうのであった。イサミのメンタルをケアできるのは一体誰なのか!!といった所で次回へ続いた。

仲間の危機に際し奮起したイサミ
イサミの活躍に喜ぶヒロイン
ブレイバーンから降りようとせずいじけるイサミ

ブレバン感想まとめ