ブルーアーカイブ「蒼森ミネ」絆ストーリーの感想・レビュー

自分の行動原理を全て「救護」に帰結させる少女の「救護とは何か」という救護哲学に関する話。
蒼森ミネは救護に熱意を燃やす救護騎士団の団長。だがその熱意は行き過ぎたものになりがち。
作中では「ミネが壊して騎士団が治療する」と称され脳筋プレイがその魅力?となる。
彼女にとって全てが救護に帰結されるので街の見回りも救護なのだがその多くは物理で解決される。
また医療品収集の趣味があり、こち亀でお馴染みの全部同じじゃないですか回のパロが展開される。
コナン君のように先生の周りに事件が発生するので予防措置として監禁しようとするお茶目な面も。
最後は富士の樹海の救援を助けに行き一晩彷徨うが、悪戯だと分かり鉄拳制裁しに行く。

蒼森ミネのキャラクター表現とフラグ生成過程

ミネは先生と気が合うと感じ、救護騎士団の顧問になって欲しいと願う
  • 救護とは何か?それは全てである。
    • 蒼森ミネは救護騎士団の騎士団長であり、真面目で団員たちからは慕われているのだが、その救護への熱意が暴走しがち。作中では「ミネが壊して騎士団が治療する」と称されるように、自分たちが救護したいがために怪我を負わせるマッチポンプと捉えられてしまう程。一応彼女を擁護するならば、これ以上怪我が増えないように場を制圧してから平和裏に治療するという理由がある。
    • 絆ストーリーではそんなミネの救護への行き過ぎた熱意が描かれることになる。まずは彼女がやっている巡回救護について。これは街中を見回って救護を求めている人に救いの手を差し伸べるのだがやっていることは便利屋。しかも解決方法がほぼ物理であり次々と強引に解決していく。それ故、ミネが通った後は台風のようであり、損害で出てしまうので先生は後始末として謝罪行脚を行う。ミネは一緒に謝ってくれる先生を見て、自分と息が合うと感じ、救護騎士団の顧問として先生が欲しいと思うようになる。
    • またミネは先生に自分の趣味で収集した医療品を見せるのだが、ここからこち亀タイムが始まる。どれも同じように見えると言う先生に対し、ミネは各医療品の特性を解説し始めるのだ。包帯や軟膏について割ともっともらしく解説してくれるので、シナリオライターもミネのキャラ付けのためだけでなく、ある程度調べてからテキスト書いてくれてるんだなということが感じられた。
    • 先生への好感度が高まると、ミネお茶会を口実に先生を呼び(冗談で終わるのだが)先生を拘禁して自分の手元に置こうとする。先生はコナン君や金田一少年のように行く先々で事件が起こるので、予防措置を図ろうとするのだ。最後は生徒の助けに応じて富士の樹海に突撃していく。先生もまたミネと一緒に樹海に行き、そこで彷徨う少女を探してミネと一晩を過ごすのだ!満月の月明りを背景にミネは先生に休息を促し、先生はミネの膝を借りるイベントスチルが挿入される。翌朝、結局生徒の救援要請は悪戯電話だということが判明し、ミネは逆探知機能を使って制裁しに行くというオチで終わる。
ちょっと(かなり)ぶっとんだ思考の持ち主であるミネ
富士の樹海の月明りの下で一晩を過ごし身体を重ねるミネと先生
富士の樹海が悪戯電話だと判明し、制裁しに行くミネ

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