【感想】ブルーアーカイブ「聖堂のメリークリスマス〜救護騎士団の贈り物〜」(2022.12.14-12.28)

「ミネが壊して騎士団が治す」を体現したイベストであり、視野狭隘なミネが正実に喧嘩を売る話。
蒼森ミネは見目形は華恋で美しいが、頑固で思い込みが激しく人の話を聞かない所があった。
ミネは問題が起こった際、とりあえず暴力に訴え全員戦闘不能にすることで争いを鎮静化していた。
その際騎士団メンバーが怪我人を治療することから「ミネが壊して騎士団が治す」と評されていた。
クリスマスにおいても不良を信じて簡単に騙された騎士団は正義実現委員と対峙することになる。
ミネは不良の言うことを盲信し、相手の事情も聞かずに喧嘩を吹っ掛け闘争に発展してしまう
戦闘は騎士団が勝利するが、結局は不良が騎士団と正実を戦わせるために仕組んだことが判明。
不良たちを駆逐し、騎士団と正実は和解。二組合同でクリスマスパーティーを過ごすことになった。

ミネが壊して騎士団が治すを体現した蒼森ミネの厄介さが際立つシナリオであった

クリスマスにボランティアに励む救護騎士団

クリスマスのイベスト。救護騎士団のセリナとハナエはそれぞれサンタとトナカイのコスチュームを見に纏いボランティアに励んでいた。先生もまた彼女たちを手伝い、募金を集め、手作りのプレゼントを配り、温かな時間を過ごしていた。だが正義実現委員会に鎮圧された不良グループは、救護騎士団を利用することを思いつく。安直な嘘をつき、不良たちは救護騎士団に対し、正義実現委員に襲われたと訴えたのである。

これを聞いた団長の蒼森ミネは事実確認もせず、クリスマスパーティーを楽しむ正義実現委員の下へ急行。話を聞かないミネと多くを語らないツルギの行き違いもあり、大規模な闘争に発展してしまう。ミネの思想とは、闘争が起こった際暴力で全員を戦闘不能にすればそれ以上怪我人は生じないという大変危険なものである。そしてマッチポンプ、自作自演のように、ミネが負傷させた怪我人をその他の救護騎士団メンバーが治療するのである。これこそが「ミネが壊して騎士団が治す」ということであった。

正義実現委員もミネにより倒されてしまうのであるが、ここで勝利を確信した不良たちがカミングアウトし、全ての真相が明らかになる。結局、騎士団は不良たちにいいように使われていたのであった。このことが判明すると騎士団と正実は手を組み不良を一掃。ミネは腹を切って詫びると言い出すが、正実は寛容さを見せ、みんなでパーティーを楽しむエンドとなった。

ハスミとミネという実力者たちの低レベルな争い
不良たちに騙されていたことを知る救護騎士団
蒼森ミネ、腹を切って詫びようとする