ひろがるスカイ!プリキュア 第30話「ひろがる海!ビーチパラダイス!」の感想・レビュー

カナヅチであったソラがましろの助言により海に親しみを覚え緊張を緩和して泳げるようになる話。
フィジカル面に秀でていたソラであったが実は泳げないことが判明。今までは水の中を歩いていたのだとか。
JC時代にスイミングスクールに通っており水泳8級であるましろに泳ぎを教わるがソラは身体に力が入り沈んでしまう。
そんなソラの緊張をほぐす為に海になれることから始めようと、様々な海遊びを行い、海を楽しんでいく。
こうしてソラは海は乗り越えるべきものでも、克服するべきものでもないことを体感し、泳げるようになる。

楽しく行こうぜ何事も

水泳8級のましろんがドヤ顔を決めるシーン

キツイ鍛錬・苦行をする敵キャラと楽しく親しんで学ぶプリキュアを対比する話。どちらかと言えば脳筋であるソラも泳ぎの練習をせずに海で遊んでばっかりいたため、無駄な時間を過ごしたと後悔するが、それはましろんの作戦のうちであった。ソラが泳げないのはフィジカルの問題ではなく、身体に力が入り過ぎであることを見抜いていたため、いくら鍛錬しても意味が無いと遊ばせていたのであった。皆で遊んでいるうちに海に親和性を抱いたソラは、水に浮くコツを会得しており、泳げるようになっていた。辛い苦行や鍛錬を行い精神力を鍛える修行も重要だが、それだけでは伸びしろに限界があり、寧ろ楽しんで取り組めるものの方が伸びることもままあるという教訓を伝えていた。

今回の見所は、ましソラであり、普段はフィジカルで劣るましろがノリノリになってソラに水泳を教えようとし始めるシーンがグッとくる展開。ソラ、あげはの指導を経た後、私の番だと躍り出ていくましろがかわいい。またましろは育成が上手く、ソラの欠点を見抜くとただガムシャラに練習させるのではなく、一拍置く余裕を持たせる。技術は練習中に伸びるのではなく、休憩している時に伸びるとかいうやつ。

力を抜いて海に浮くために、まずは遊ぶ
夏の終わり

ひろプリ感想まとめ