【感想】ミリアニ3話「先輩呼びされて気持ちよくなっていた七尾百合子、後輩のポテンシャルを痛感し呼び捨てとなる」

いよいよアイドル活動が始まり37人ものキャラが押し寄せる中、今回は主に百合子を軸に事務所の事情が紹介される。
七尾百合子は本を抱えて妄想の世界に入りがちな少女であり、先輩と呼ばれて気持ちよくなってしまう。
おだてられた百合子は最上静香や春日未来の初めての練習に付き添うことになり自分もダンスをすることに。
百合子はレッスンが不得手のようでぜーはーと息を切らしながらダンスレッスンを行うのだが……
なんと静香や未来は難なくレッスンをこなしたため、百合子は先輩風を吹かせなくなってしまうのであった。
さらに自分のチームとのレッスンもあり、疲れ切った百合子は尻だけ上がったうつ伏せでヘタってしまった。

七尾百合子とその周辺

妄想のセカイへトリップする七尾百合子

オーディションを突破し、事務所に所属することになった最上静香と春日未来。所属先はたくさんの先輩がおり、怒涛のように押し寄せて来る。何人かは公式が流している四コマや信者によるファンアートで見たことはあるが、いっぺんに出されてもとても覚えきれん。1話から2話にかけては静香と未来の百合友情を丁寧に掘り下げていたのに、ワチャワチャしてきた。

そんな中でもシナリオの軸となるのが七尾百合子の存在。百合子は読書を趣味としてあげており、本を携えていて文学少女のような気配が漂う。妄想にトリップしやすく腐女子の気質も持っていることが匂わされている。そんな百合子だが、先輩呼びされて快感を得て気持ちよくなってしまう。そのためホイホイと乗せられて静香や未来のダンスレッスンに付き添うことになり、いつの間にか自分も巻き込まれてしまう。文学少女の百合子はダンスレッスンが苦手なようで、ヒーコラ言いながら踊るのであるが、静香や未来は努力を積み重ねてきたキレのあるダンスを見せつけてくる。これにより先輩呼びされて天狗になっていた百合子のプライドはズタズタ。さらに百合子は自分のチームでのダンスレッスンもあり、練習が終わった時には息も絶え絶えとなっていた。今回のハイライトは百合子がケツだけあげながらうつ伏せになってしまっているシーンであろう。

その後、静香や未来は建設中の劇場を見学したり、劇場が完成するまでは原っぱでライブをしようと提案したりする。U149はプロデューサーに魅力があり、彼とキャラたちの関係性の掘り下げによりお当番回が実に上手く回っていた。だがミリアニのPは(今のところ)存在感が希薄でなよっちいヘタレのようにしか見えず、(現段階では)彼では物語を魅力的に紡げそうにはない。原作知ってるファンたちは自分の推しとか担当とかが出てきた方がいいのだろうけど、シナリオとしては静香の家庭問題や未来との百合友情を描いて欲しい感はあるな。

自分が苦手な柔軟を難なくこなす後輩を見ておののく百合子
後輩の息の合ったキレのあるダンスを見て、ポテンシャルの差を痛感する百合子
今回のハイライト~疲労でドッグスタイルとなる百合子~
百合子、後輩をひとりのアイドルとして認め、呼び捨てを受け容れる

ミリアニ感想まとめ