【感想】ミリアニ9話「初期アイマスメンバーからミリオンメンバーへの想いの継承が行われる回」

デビューを間近に控えたミリアニ8番隊はその前の実績作りとしてバックダンサーを務めることになる。
だが天才児を除いた4人はバックダンサーの練習すらまともにこなすことが出来ずデビューへ不安を抱く。
そんなミリオンメンバーたちに対してそれぞれ同じ属性を持つアイマスメンバーたちが助言を行う。
春閣下と未来、千早と静香、美希と翼の信号機トリオ(+その他組)が想いを継承していく。
先輩たちとの交流はミリオンメンバーに響くものがあり5時起きして練習に励みダンスのキレを増す。
こうして本番ではキッチリとバックダンサーを務めあげることができ、デビューへの自信を得た。
そんな中、あの千早が歌のパートナーとして静香を指名したぞ!なんで!?と興味を持たせて次回へ続く。

20年モノのコンテンツで想いの継承を行うことで感慨深さを醸成するという展開

先輩たちから精神的ケアを受け想いを継承する8番隊の信号機トリオ

初期アイマスといえば春香はどんがらがっしゃーんだし、千早は歌以外何もしない72だし、美希はあふぅだし、雪歩は穴掘って埋まっていた。それがいつの間にか彼女たちはベテランになり大御所的な存在となった。サザエさん時空だから年を取らないけど、ミリオンのメンバーと比べても20歳くらい年期が違うんじゃない?そんなわけで、ミリアニ8番隊はデビュー前に初期メンのバックダンサーを務めることになるが、あまりにも経験の差があり、天才児翼を除き、練習ですらついていくことが出来なかった。8番隊メンバーはこんなことではデビューなどできないと自信を喪失するが、そんな彼女たちを初期メンが精神的にケアして想いを継承していくというのが今回の構造である。20年物のコンテンツで想いの継承というパターンを取れば感動モノ必至であろう。積み上げてきた年月が違うんだよォォォ!!って感じ。
 

先輩たちとの交流で刺激を受けた8番隊は見事バックダンサーを務めることができた

ケアする組み合わせは信号機トリオ+その他組。未来は春香が担当し、ステージでお客さんと共に劇場を作り上げることの大切さを分かち合う。静香は千早が担当し、父親問題のお悩み相談を行う。千早曰く静香はもう既にアイドルとして大切なものを持っているとのこと。あの千早が後輩を気にかけ他者を慮れるなんて本当に年齢と共に丸くなった様子がしみじとして趣深い。翼は8番隊で唯一先輩たちについていくことができ余裕の姿を見せ美希にサインを貰おうとミーハーっぷりを見せていたが美希から婉曲的に苦言を呈され本気で無いと評され成長の機会を得る。歌織さんと紬は雪歩・真・伊織と交流することでベテランのアイドルたちも自分たちと変わらない人間であることを知る。こうして先輩たちと交流することで刺激を受けた8番隊は朝5時起きして特訓開始。モチベーションが上がった後の自発的な練習は得られる経験値を数倍にし、メキメキと成長。本番では見事にバックダンサーを務めることができた。こうした成功を背景に、千早は歌のコンサートのパートナーに静香を選ぶ。静香のお父さん問題はこの千早との共演で解決することになるのかな?

静香を歌のパートナーに選ぶ千早

ミリアニ感想まとめ