リコポケ第21話「リコの自分探し回。ポケモンの感情理解を目指すようになる」

ポケモンの皮を被せて青春群像劇をやってるリコポケだが今回は思春期の少女の自分探し回のターン。
前回ポケモンバトルに適性を見い出せず思い悩むリコは、自分が目指すべきトレーナー像を模索する。
そんなリコのために用意されたのが、感情に反応するというポケモンで、共感能力を示すことになる。
リコはポケモンを慮ることに自己の適性を見い出し、ポケモンの感情理解ができるようになりたいと望むのだ。
こうしてリコは感情探知ポケモン:ミブリムと心を交わし、2匹目のポケモンとしてゲットするのだった。

自分のやりたい事なんて自分でもなかなか分からないものさ

感情に反応しやすいが故にぼっちになりやすいポケモンを救え

今回は思春期の少女の自分探し回。人の数だけポケモンとの関わり方があり、どのようなポケモントレーナーを目指すかは千差万別。前回リコは勝利を目指す戦闘に気後れしてしまいバトルに適性を見い出せなかった。じゃあどんなポケモントレーナーを目指せばいいんデスカ?という話。将来の進路選択は普遍的なテーマなので、全話通してリコが自分のやりたいことを見つけられたらという構成でも成り立ちそうなものだが、サクッとリコに自分のやりたいことを見つけさせるのである。そのために用意された脚本が、感情に反応するというポケモン。このポケモンは他者の感情に触れることを怖れるため、ぼっちでいることが多いのであるが、リコはそんなぼっちポケと心を通わすことに成功するのである。それはかつてリコ自身がぼっちであることに起因しており、リコは怖れを抱く不安なポケモンがどんな思いを感じているかを類推することができたのである。こうして逃げ出したポケモンを見つけ出すと、そっとその心に寄り添っていく。リコのポケモンを思いやる心は相手方にも通じフラグは成立。ニャオハの説得もあって友情ゲットと相成った。この一連のイベントを経て、リコはポケモンの感情をよりよく理解することが自分のやりたいことであるという気持ちを萌芽させた。さしずめポケモン心理士といったところか。

リコはぼっちだったからこそぼっちポケモンの気持ちが分かる
ミブリム、ゲットです!
ポケモンの気持ちがもっとよく分かるようになりたいな!

リコポケ感想まとめ