めざせポケモンマスター 第6話「パーティー離脱により想いの強さを再確認する回」の感想・レビュー

アニポケで稀に良くあるサトシとピカチュウの分離・離脱回。
離ればなれになってしまったことで相手のことを想い絆の深さが再確認される。
お互いがそれぞれ探す中、夜に月を見上げてこれまでの軌跡を回想するシーンが見所。
作画を書き直さず当時の物を使っているためデブピカチュウ時代を見ることができる。
今回は初代赤緑の序盤ポケたちが登場しオニスズメコラッタキャタピーが大活躍する。
またカスミの貴重な髪を下ろした姿が挿入されるなどした。
サトピカの不可分性が強調され、次期の旅にピカチュウだけついていくことは無さそう。

パーティー分離により、お互いの大切さを再確認する回

離ればなれになっても同じ月を見てお互いの事を想うサトピカ
  • トレーナーと分かれてポケモンだけになる話って結構あった気がする
    • 幼少の頃の記憶だが、アニポケの最初の方の話数でサトシとピカ&御三家が離ればなれになってしまい、ポケモンたちだけで冒険する回があったような気がする。その時はポケモンの台詞が字幕で映し出され、おでん屋で酒を飲み愚痴を吐くなど印象的な話であった。
    • パーティー分離モノは離れているからこそ、普段の絆の深さを想起させるというパターンに使われることが多い。今回の場合は、離ればなれになってしまったサトピカが同じ月を見ながらお互いを想う構図となっている。ここでの回想シーンでは作画が現在のものにリメイクされず、当時のものがそのまま利用されている。これまでのサトシとピカチュウの関係の軌跡を追うことができるぞ!そういえばピカチュウは今からすればデブだった。眠れないサトシを気遣うサトシやカスミも良い信頼関係だし、何気にカスミの髪を下ろし姿も供給された。
    • 今回ではサトシとピカチュウが不可分であることが特に強調されていた。サトシが主人公を降りるけれども、ピカチュウはまだ新主人公についていくのではないかという憶測もなされていたが、その線もなさそうね。

 

初代赤緑序盤勢大活躍
  • 初代序盤勢
    • で、今回特筆すべきなのは初代赤緑の序盤ポケ勢の活躍。コラッタオニスズメキャタピー……。特に今まで敵に回ることが多かったオニスズメがサトシに協力してくれるぞ!怪我をして昂奮するオニスズメに対し、タケシがサトシを諭しつつ見事な治療をするところもエモい。普段お姉さんネタのギャグ役にされてるけどしっかりとサトシを導く年長者として落ち着きのある人物なんだよなぁ。オニスズメは初代赤緑で飛行タイプの技が極端に少ない中(つつく・つばさでうつ・そらをとぶ・ドリルくちばし・ゴッドバード・オウム返し位か?)、安定して強いドリルくちばしを覚えるので攻撃面ではポッポ系列より強かった。コラッタは序盤で威力80のひっさつまえばをタイプ一致で繰り出せるし、ライバルが連れていたラッタがシオンタウンで死ぬという都市伝説もあるから初代では印象が強い。キャタピーはサトシが初めてゲットしたポケモンだし、ピカチュウと月を見上げるという今回のエピソードのオマージュ元でもある。初代ピカチュウ版だとニビジムで攻撃手段が電気とノーマルしかないピカチュウでは苦戦を強いられるのだがレベル10でバタフリーに進化した直後にねんりきを覚えるので救済措置となっていたのよね。
カスミの髪下ろしシーン2023
懐かしのデブピカチュウ
次回はラプラス回。EDはカスミの「ラプラスに乗って」になりそう。