めざせポケモンマスター 第7話「懐かしのオレンジ諸島編のラプラス登場~ただしケンジは出ない~」の感想・レビュー

穴に嵌ったホエルコを救うため皆で『大きなカブ』をする話。
旅の途中でサトシさん一行がホエルコたちと戯れていると、突如助けを呼ぶラプラスがやってくる。
そのラプラスこそがオレンジ諸島の個体だったというわけでサトシさんは友のピンチに馳せ参じる。
ラプラスが助けを求めた理由は穴に嵌って出られなくなったホエルコを助けてほしいというものであった。
サトシさんたちは皆で協力してホエルコを助けるが、折角出られたのにホエルオーに進化してしまいまた嵌る。
ロケット団も協力し敵と味方、人とポケモンが協力するというテーマが描かれることになった。
だがその協力のさせ方がピカチュウの暴力であり、しかも用済みになった途端切り捨てるので脚本ェ……となった。

モンスターボールでゲットすれば瞬時に解決だったというセルフツッコミオチとなった

助けを求めるラプラスに応じて穴に嵌ったホエルコ救出作戦を決行する!
  • 人とポケモンの絆を描きたいというテーマ性が先走り過ぎていた感があるな
    • 今回はオレンジ諸島編で活躍したラプラス回。オレンジ諸島編は、ゲーム版のポケモン金銀がなかなか発売されなかったためアニメが追い付いてしまい、調整期間として作られたシナリオであった。ここではタケシが離脱し、新たにケンジというキャラが追加され、オレンジ諸島を巡ったのである。そこで人気を博したのがラプラスだったというワケ。今回はそのラプラスが再登場するが、やってきた目的は穴に嵌ったホエルコを助けてほしいというものであった。そんなわけでサトシさんたちは穴からホエルコを助けるために奮闘する。
    • ホエルコは水タイプのポケモンということで釣り竿で引き上げることにする。サトシとカスミが中心になってポケモンたちの力を借りて、見事にフィッシュ!だが助かったのも束の間、穴から出られた喜びの余り、ホエルコはホエルオーに進化してしまい、その巨体によりまたもや穴に嵌ってしまう。そんなわけでもう一回チャレンジ!同じことを2回やるシナリオなので、どう演出するかがカギとなる。ここで取られた手法とは大きなカブ作戦。絵本の童話のようにホエルオーを引き抜くことになる。ここでは敵も味方も、人もポケモンも関係なく協力をするということで、ロケット団も加わるのだが……。協力のさせ方がピカチュウによる暴力……。もうちょっとこう、ムサシたちが義侠心を発揮するとかという方向には出来なかったんですかね……。しかも協力させるだけさせておいて、最後はお礼も言わずにボロ雑巾のようにポイ捨て。一方でラプラスには見せ場があり、ホエルオーを助けた反動で今度はサトシが洞窟に閉じ込められてしまうのだが、冷凍ビームで凍らせてトンネルを作り見事に救出するという役割が与えられた。
    • エンディングは誰もが予想していた通り、カスミの歌唱によるラプラスに乗って。昔の映像が使われているため、ケンジもちゃんと乗っている。めざポケは老害向けでありこんなにも懐古厨に配慮しているのに、ケンジを出せないのは何か理由があるのだろうか。そしてあとひと月でサトシさんの物語は終わるのか……。
ホエルコ釣り上げ作戦
ホエルコを助けたらホエルオーに進化しまた穴に嵌ったので、ロケット団にも救援を要請
大きなカブ作戦
氷のトンネルを作り、洞窟に閉じ込められたサトシを助けに来るラプラス
ラプラスとサトシの絆
モンスターボールで捕まえればソッコーだったのでは?という脚本家のセルフツッコミ
EDはラプラスに乗って