めざせポケモンマスター 第5話「初代御三家回~ゼニガメ、サトシさんが自分の握手会に参加してくれなかったので臍を曲げる~」の感想・レビュー

初代御三家を活躍させる回。その手段としてとられるのがゼニガメの嫉妬。
ゼニガメ消防団としてヒーローショーで活躍し、芸能人扱いされていた。
そのためサトシさんたちが会おうとしてもマネージャーに断られてしまう。
スゴスゴと立ち去るしかないサトシさんだがこれを見たゼニガメは勘違い。
サトシさんが自分を除け者にして他の初代組とよろしくやっていると思い込むのだ。
一度捨てられた経験のあるゼニガメは臍を曲げてしまい意地を張って拒絶する。
ゼニガメと和解するきっかけになるのが火事の鎮火への共同作業。
皆で協力して火を消すことでかつての絆を思い出し、仲直りすることに成功した。

懐かしの初代御三家大活躍

ショーを見に来たサトシさん達が握手会に参加してくれず立ち去る姿を目撃するゼニガメ
  • ゼニガメの誤解と嫉妬から来る御三家の不和と絆の再生
    • 今回は懐かしの初代御三家当番回。どのようにしてゼニ・フシ・リザを描くのかが注目されていた。その題材として選ばれたのが、ゼニガメの嫉妬。ゼニガメ消防団を結成して各地を巡回、啓発活動を行っていたが、今ではその興行は大人気となっていた。たまたま訪れた町でゼニガメ消防団の興行が開催されることを知ったサトシさんは、リザードンフシギダネを繰り出し、グッズを購入して皆でゼニガメの活躍を応援する。しかし問題となったのはショーが終了した後の握手会での出来事。全てはサトシさんが頑張って列に並んで握手会のチケットを購入しゼニガメの下へ辿り着いて一声かけてあげれば平和裏に解決したことだった。だが脚本の都合の為か、サトシさんは何故か出遅れてしまい(児童を優先したのかもしれない)、ゼニガメの握手会に参加できなかったのである。スゴスゴと帰るしかないサトシさんたち一行を見たゼニガメは嫉妬に燃える。初代メンバーが勢揃いしている中で、自分だけが除け者にされていると勘違いしたのである。サトシさんはそれでも諦めずにゼニガメたちが滞在するホテルを訪れるが、意地を張ってしまったゼニガメには取り付く島もない。リザやフシが仲介を試みるも、ケンカになってしまう始末。こうしてサトシさんはまたもやスゴスゴと立ち去るしかなかった。
    • では、サトシさん達とゼニガメを和解させるにはどうすれば良いか。脚本家が用意した舞台装置は火事の鎮火作業。倉庫が火事になってしまい、ゼニガメ消防団が駆けつけるのだが、火の勢いが強すぎて、全然消火できない。諦めかけるゼニガメだが、そこへサトシさんの激励が届くのである。サトシさんの言葉に励まされたゼニガメは奮起し部下たちを統率すると、見違えるかのような活躍を見せる。最初はゴネてゼニガメを手伝おうともしなかったリザやフシも、その活躍を見て一緒に協力してくれることになる。ついでにカスミも水ポケを繰り出し、タケシは避難誘導の手伝いをする。こうして初代メンバーが一丸となって鎮火作業をしたことにより、崩壊してしまった関係が再構築され絆が再び結ばれたのであった。しばし旧交を温めた後、ゼニガメ消防団は次の街へと巡業へ旅立つ。消火作業に活躍したサトシさんはチャンピオンによる社会貢献として大衆に持て囃されることとなった。今回もラティアスさんはストーカーをしており、サトシさんを品定めしていたというオチ。本作ではポケモンマスターとは何かが一種のテーマとなっていたが、ラティアスさんに人間が認められることがポケマスというオチになるのか!?
疎外感を抱き除け者にされたと感じたゼニガメはリザ・フシとケンカになる
タケシのお約束もある~初代とダイパで懐かしさ2倍~
火事を消せずに弱気になるゼニガメをサトシさんの激励が救う
最初は非協力的だったリザ・フシとも和解して最後は三位一体の活躍
消火活動を通して関係を再構築したゼニガメはサトシさんに甘えることができた