雑録

【アニメ版】マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(全13話)の感想・レビュー

歪んだ形での願い事の成就と引き換えに魔法少女として搾取される詐欺まがいの契約を結ばされた少女達の話。
相変わらずキュウべえの腹黒さは健在であり自分に不都合なことは伏せ、口八丁で少女達を陥れていく。
キュウべえにとって少女たちは単なる栄養分にしか過ぎず、一度契約を結んだらその時点で死と同じ。
緩慢なる死を待つことしか出来ない少女たちには救済の希望が必要であり、夢の啓示で救いが広まっていく。
神浜市に行けば救われるという信仰を抱き、集ってくる少女達だが、そこは縄張り争いの激しい地区だった。
果たして少女たちに救いはあるのか!?

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第1話「やぁやぁ、知ってる?魔法少女のその噂」の感想・レビュー

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  • 相変わらずキュウべえの食い物にされる少女たち
    • まどマギは本編しか見たことがないのですが、詐欺まがいの契約にひっかかった思春期の少女たちが(歪んだ形で叶えられる)願い事の成就と引き換えに死ぬまで搾取され続けるという構造でした。このシステムそのものを変えるべく、まどマギ本編ではハイパーアルティメットまどか形而上学的存在となり全ての魔法少女を救済するためセカイ改変を行ったのでしたね。綺麗にまとまったビターエンドだと思っていたのですが、マギレコでは普通に詐欺まがいの契約が未だに続いている様子。
    • 今回の主人公は環いろはさんという方らしいですが、自分が叶えた願い事すら忘れています。しかもそのことに違和感を持ついろはさんがキュウべえに相談しても一見すると論理だった答弁で煙に巻かれてしまいます。フラッシュバック的に挿入される映像からは姉妹の病気を治すというお願い事をしたことが明らかになっていきます。どうせキュウべえのことだから病気を治す=病気じたいを消す=存在そのものを無かったことにするとかいう歪んだ形で願い事が叶ったのでは?と邪推してしまいます。いろはの仕事仲間として登場する黒江さんも好きな人と付き合うために魔法少女になったのにもう既に別れてしまっており負債を払うためだけに魔女狩りに動員されているという不幸っぷり。
    • このようなキュウべえの詐欺まがいにひっかかった少女たちは神浜市に行けば救われるという信仰を抱き始めますが、神浜市はテリトリーが厳しく新規参入は大変厳しいようです。3人目として登場した七海やちよさんによっていろはと黒江は助けてもらうのですが、戦闘終了後には糾弾と叱責を受けてしまうのでした。それでも神浜市へ行けば、殺し合いの螺旋から降りることができる!ということで、戦いの火蓋が切って落とされたのでした。

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第2話「それが絶交証明書」の感想・レビュー

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  • 思春期の少女特有の人間関係におけるギスギスと情緒不安定
    • 主人公の環いろは魔法少女になった際に叶えてもらった願い事を忘れていましたが、ついに思い出します。それはイモウトのういの病気を治して欲しいというものでした。しかしながら、ういの存在は抹消されており、キュウべえからはいろはが嘘の記憶を植え付けられているのではないかと言われます。キュウべえのこれは誘導だよなぁ・・・。それでも諦めきれないいろはは記憶の残滓を頼りに病院を探し当てますが、それは神浜市にあったのです。第1話で神浜市に近づくなと警告を受けたいろはでしたが、第2話で再び乗り込むことに。案の定、魔女に襲われるいろはでしたが、そこへ突如現れた魔法少女3人組に命を救われます。まどマギを見たことある人だと、いろはここで死んだんじゃね?とか10%くらい心の中で思ったのではないでしょうか。幸いないことにいろはの命は助かり、一安心。しかし巻き込まれてしまったバスの乗客の安否をいろはが尋ねると、無事だったんじゃない?とテキトーな推測で返されます。これ絶対安否確認してないでしょ・・・と疑心暗鬼になってしまいます。
    • いろはは助けてくれた3人組に自分の事情(願い事と妹と記憶の齟齬など)を話していくのですが、これがチーム分裂を生むことに。いろはに協力的であったももこやかえでに対し、レナが反対の声を挙げます。そして、かえでとレナの言い争いが勃発し、レナがかえでの願い事「家庭菜園」を小馬鹿にし、かえではレナに友達ができないことについて言及してしまうのです。こうしてチームはあっけなく崩壊。ももこはよくあることだと述べますが、ここに魔女要素が絡みます。学園七不思議的な都市伝説で、絶交階段に名前を書いたら復縁したら死ぬというものがあり、レナはこの都市伝説を実行してしまったのです。かえでは手の平返しで仲直りを希望するのですが、案の定、「復縁したら死ぬ」が発動してしまい、どうなる!?といったところで3話に続きます。

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第3話「友達にしてごめんね」の感想・レビュー

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  • レナとかえでが仲直りするはなし
    • 第2話における絶交階段の呪いで姿を消してしまったかえで。彼女を救うためにやちよの助力も請うて探索開始。ももことやちよが名前を絶交階段に書き込み、わざと喧嘩して復縁することで魔女をおびき寄せようという作戦です。しかしあまりにも棒演技であったため、本心からでないとダメという結論に至り、魔女のおびき寄せには失敗します。打つ手が無くなり万事休すというところで、レナの反省タイム。自責の念に駆られ、感情を爆発させたところで魔女出現。チーム内の人間関係は複雑で、レナとかえでだけの問題ではなく、レナがももこに尊敬と羨望とコンプレックスを持っているというのもまどマギならではなのドロドロ感満載。かえでがももこに守ってもらっていることを羨んでいたり、変身能力を使ってももこに化けてフロイト防衛機制でいうところの同一視をしていたりと持て余す感情が凄まじいです。
    • いなくなったかえでは魔女の空間に取り込まれておりアッサリと再会。お互いが感情をぶつけあいながら仲直りしていきます。まどマギのことだがら誰か死ぬんじゃないかとドキドキしながら見ていましたが、簡単に魔女を撃破することに成功します。しかしながら、本来魔女だったら持っているはずのグリーフシード(魔法少女の汚染を緩和できるアイテム)を落としませんでした。ひょっとすると魔女ではない!?という不安感が醸し出されます。さらにここでまどマギのマミさんが登場します。ここでもまたキュウべえにそそのかされており、神浜市の魔法少女たちが魔女を集めてグリーフシードを独占しようとしているという甘言にマミさんはのってしまうのです。こうして、マミさんVSやちよ達という構図が出来上がりました。
    • 一方で、いろはの妹問題ですが、いろはは夢で妹と仲良くしていた親友たちのことを思い出します。今回のバトルを通して仲良くなったレナが変身能力で情報収集をしてくれることとなり、妹の友達たちは退院していて健在であることが明らかになります。今度はイモウトの友人たちを探すことになりそうです。

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第4話「過去じゃないです」の感想・レビュー

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  • ポイントラリーとやちよの過去
    • 存在が抹消された妹を探すために神浜市を巡ることになったいろは。他の魔法少女たちはオムニバス方式で変わっていく様子であり、ももこ達とはお別れとなります。それがぼっち気質であるいろはをより一層際立てているように感じさせる演出になっているのですね。第4話からは街中華の娘が登場、詳しい専門家に話を聞けることになりますが、それがやちよだったというわけさ。やちよはいろはと並んで固定メンバーとなる模様。そして今回は城下町における姫様と町人の身分差の恋の伝承がテーマとなります。この謎を解き明かすためにポイントラリーを回るのです。なんか・・・まどマギらしからぬ平穏っぷり。突如、深刻な表情をしたやちよが何を頼むかと思いきや、スーパーのポイント10倍タイムサービスディだったというギャグも入ります。スーパーでの魔女戦もアッサリと撃破に成功。やちよから強くなれとアドバイスを受けいていたいろはが指示を無視して突撃し、自己の力を顕示しようとした際には、今度こそ死ぬじゃないかとヒヤヒヤしたものです。まぁいろはとやちよは主人公確定なので死なないでしょうが・・・それでも伏線として徐々にしかし確実にいろはのソウルジェムは濁ってきており、魔女化フラグも立てられております。街中華の娘とやちよは幼馴染らしく二人も行方不明になった共通の知人である少女を探しているみたい。スーパーでの魔女バトルを経て伝承の真相に気づいたやちよは、神社を訪問する時間帯のギミックをあばくことに成功します。そんなわけで1話分使ってようやく噂の真相にたどり着いたのでした。それはそうといろはは中華料理店で出された大量のメニューをすべて独りで食べ切ったのだろうか?

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第5話「あなたが割って入る隙間なんてないんですよ?」の感想・レビュー

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  • ソウルジェムの混濁と巴マミ襲来
    • 主人公のいろはだけでなく、大学生魔法少女のやちよさんも探し人をしていることが判明。異空間において二人ともそれぞれ目的の人物と再会します。しかしそれは偽物であり、記憶の柔らかいところを抉って精神攻撃してきていたのです。一足先に偽物だと気づいたいろははやちよの下へ駆けつけピンチを凌ぐのですが、やちよのソウルジェムの濁りは限界寸前となっていました。いろはは自分のグリーフシードを使ってやちよの汚濁を浄化するのですが、いろは自身のソウルジェムもまた限界寸前まで来ていました。
    • と、いうことでとうとういろはが魔女化してしまうのです。・・・さやかの二の舞が生まれてしまった・・・そこへちょうど駆け付けたのが、まどマギ本編の巴マミさん。どうやらこの世界線のマミさんは魔法少女ソウルジェムが濁りきると魔女になってしまうことを知らないようです。いろはのところにも異常な魔力を感知したので追ってきたのだと述べます。大学生のやちよに対して、メンチ切るマミさんの最強っぷりをとくと見よ。やちよとの論戦でマミさんは一時的に引いたものの、やちよが嘘をついていると言い残し、しっかりと煽動していく始末・・・。
    • マギレコの世界線では一度魔女化しても元に戻れる(完全に魔女化したわけではない?)らしく、いろはは気絶扱いとなりやちよの家に宿泊することになります。最初はいろはに対して敵対的だったやちよも徐々に絆されていったようで、いろはのために夕食を準備したり、いろはの寝顔の涙を見たりと、色々と感じ入るところがあったようです。完全にデレ化していきます。
    • その一方で、ももこ・レナ・かえでの三人組のターン。なんとももこもレナもやられてしまいかえでが闇落ちして魔女化していく場面が提示されます。かえでも完全には魔女化していないようであり、自身が魔女化してしまうことを怯え始めます。こうしてまどマギらしく不穏な空気が漂い、鬱々しい展開に突入していく匂いが漂っているというのが、5話が終わった時点での状況です。

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第6話「なんだってしてやるよ」の感想・レビュー

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  • 両親を魔女に殺されたため、その殲滅を目論む深月フェリシアの話(上)
    • やちよの家に宿泊したいろはは土曜日の休日を利用して妹を探すべく一人で神浜市を回ることになります。そこで出会うのが今回の新キャラ、深月フェリシアフェリシアは魔女との戦闘になると暴走しバーサーカー状態となることで有名でした。それには理由があり、魔女に両親を殺されていたので復讐心が先走ってしまうからだったのです。天涯孤独ということもあり、フェリシアは生活の為に金銭を必要としており、いろはにカツアゲをしてきたり、魔女狩りの傭兵となったりします。
    • フェリシア回の題材となるのは、「飲むと幸運を得るが24回使い切ると反動で不幸になる」という水。いろはとフェリシアはその水を飲み、ガッポガッポと賭博で荒稼ぎしていたのですが、幸運水の噂を聞きつけたやちよが連絡してきてくれます。その結果、一行は合流することになりますが、相変わらずやちよは喧嘩腰。フェリシアが要注意人物であると知っているからかもしれませんが。キッツい姿勢は崩しません。フェリシアもやちよの説教を聞く気などなく空中分解寸前。紙一重でいろはが仲を取り持っているという状況です。離散しかけるフェリシアをとどめるため、いろはは傭兵として雇うと依頼。結局、やちよの介入もあり、カネの代わりに料理を作ることで契約が成立します。こうして一行は何とか噂の出所までたどり着きますが、幸運水を普及させていたのは魔女ではないもう一つの勢力だったことが判明します。そしてその組織は魔女の殲滅を唱えており、フェリシアを引き抜こうとするのでした。フェリシアの運命は如何に!?といったところで次回に続く。
    • 今回はまたもやまどマギのメンバーが登場。敬虔なる宗教家であった父親を新興宗教に走らせることになり最終的に一家心中した杏子です。杏子のことですからやちよと殺し合いを始めるのではないかとヒヤヒヤして見ていましたが、やちよがうまく捌きます。先着順、同士討ちや横取りをしないなどの基本的なルールを守れば魔女を狩っていいと許可を出すのでした。しかしあまりにもアッサリといった杏子はこれまた喧嘩をふっかけます。神浜市の魔法少女が魔女を独占しているのではないかと難癖をつけるのでした。本当にまどマギのキャラが出てくると不穏な空気になるな!しかも杏子はフェリシアが第三勢力に引き抜かれようとする所も屋根から把握しているわけで、いつしか本当に殺し合いが始まってしまうのではないかと視聴者は戦々恐々になってしまいますね。

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第7話「一緒に帰りたい」の感想・レビュー

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  • 魔法少女が魔女化して力を行使できるとはこれ如何に!?
    • まどマギでは魔法少女になった時点でインキュベーターに騙されており、魔力を使うたびに汚染されていき、浄化できなくなると魔女化するという設定でした。即ち最初から救いが無く、戦いの螺旋に引きずり込まれ、魔女を殺し続けなけらばならなかったのでした。しかしマギレコの世界線では設定が異なるようです。なんと汚染が進み魔女化したとしても、戦闘後には浄化されて魔法少女に戻るのです。この設定が本作最大の謎であり、なぜ魔女化しても闇堕ちせずに、その能力を使用することができるのかが大いなる伏線となっています。

 

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  • フェリシアと杏子の類似性
    • さて、話の内容について。今回はフェリシア編の後半ということで、両親を魔女に殺され復讐に駆られる少女が自分の存在意義について苦悩する様子が描かれます。しかしまどマギのキャラ杏子が出て来ているように、この主題はもう既に杏子でやってるんですよね。メタってる。そんなわけでフェリシアと同じように魔女をきっかけに家族を無くした杏子がフェリシアを導いていくことになるのです。この関係性はまどマギを見てきた人たちに取ってはある種の救いとなっています。感動。と、いうのもかつて杏子はさやかの力になろうとしたにも関わらず、その在り方を完全否定されていたのですよね。そんな杏子が痛みを共感して導ける存在となっていたところは思わず涙が出てきてしまいそうでした。まどマギとの時系列どうなってるんでしょうね。

 

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  • やちよルート
    • 全体の流れについては、もう一人の主人公であるやちよの話も進んでいきます。いろはが妹のういを探している一歩で、やちよは友達?のみふゆを探していました。今回のフェリシア事件を解決する過程で、全ての魔女を滅ぼし魔法少女を救済する教団にみふゆが深く関わっていることが明らかになります。やちよはみふゆの行動を理解することができず、二人の関係はここで完全に裂けてしまったのですね。
    • やちよはみふゆとの関係が断たれる中で、また新たな人間関係を構築します。天涯孤独となり行き場が無く感情を持てましているフェリシアを家に受け入れ、さらにいろはも下宿人となります。やちよはやちよで新たなる道を歩き始めていたのでした。

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第8話「絶対に返信しちゃだめよ」の感想・レビュー

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  • ぼっち気質のいろはだがその誠実な性格はハミだし者たちの心を打つ
    • 存在が抹消された妹を探すため手掛かりとなるウワサを追う少女いろは。今回は新たなウワサの収拾回だったので、話の内容としてはあまり進展がみられませんでしたが、いろはの人物像と人間関係が少し深まった回となりました。見つかったウワサは透明人間、ひとりぼっちの最果て、電波塔の3つです。前回やちよアパートに下宿することになったいろはは学校も転校することになりました。しかし新生活も束の間、さっそくいろははクラス内で孤立を深めていくことになります。今回収拾したウワサがいろはのぼっち気質とリンクする表現となっているところが面白いです。存在感が薄く集団の中で忘れ去られていくという透明人間のウワサを聞いた時に、自分のぼっちっぷりを思ういろはがいじらしく感じます。
    • しかしながら、いろはの誠実な性格は、社会の枠組みから外れてしまったはみ出し者たちの心を打つのです。フェリシアが喧嘩騒ぎを起こし警察に補導された際に引受人として呼び出されても、糾弾することなくフェリシアの事情を慮ります。そしてフェリシアの喧嘩の理由が、やちよやいろはに対する陰口に憤慨したためであったことを知ると、慈愛の笑みを注ぐのです。一方レナに対しても、レナがツンデレぶりながらいろはのためにウワサを調べてくれると、すごくうれしい、ありがとうと純粋な笑顔でレナに感謝をするのです。いろはにお礼を言われたレナがデレるところもグッときます。
    • 話の終局部では、3つのウワサが関係していることに気づいたいろはは、電波塔でのバトルの後、迷惑メールに返信することになります。すると、魔法少女であるかどうかを訊ねるメールに続き、ひとりぼっちの最果てにいるので来てくださいというメールが送られてきます。次回はひとりぼっちの最果て編。いろはの妹みうは見つかるのか!?マギウスの翼との関係はどうなるのか?1クールで話終わるのか、色々気になる所です。あと、押しに弱かったり気を使いすぎるいろはが結構な量の食事をすることになるのですが、フツーに食べていて何気に大食漢。

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第9話「私しかいない世界」の感想・レビュー

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  • 再婚家庭に馴染めなかった少女の話
    • 不幸な少女のオンパレード!それがまどマギの世界観!!そんなわけで今回は二葉さな回です。さなは「ひとりぼっちの最果て」という、暴走した人工知能が作った閉鎖空間に閉じ込められてしまいます。このAIは人と対話をするために作られたのですが、不良品となって破棄されたとのこと。それでも人とのコミュニケーションを求めたため、強引に人間を閉鎖空間に監禁することになったのでした。普通の場合、閉鎖空間に閉じ込められると人間は嫌がって泣き叫ぶのですが、二葉さなは適応してしまいます。それはなぜか。二葉さなは現世における人間関係に疲れはててしまっていたのです。家庭環境は母親が再婚した家庭であり、義父とも義兄弟たちとも馴染むことができませんでした。愚図だノロマだとバカにされます。さらに学校生活でも影が薄く、いるかいないのか分からないという扱いを受けることとなったのでした。それゆえ、二葉さなは誰にも見つからない透明人間になることを魔法少女の代償としての願い事に選んだのでした。二葉さなはAIが自分を認知してくれたことに喜びを感じ、交流を重ねていきます。他方でAIはさなとの交流で愛を知ったのです。だからこそ、AIは自分がさなを監禁していることに苦しみを感じるようになり、環いろはを召喚。自分を倒してさなを救い出してくれと頼むのです。突如襲い掛かってくる他の魔法少女と戦いながら、AIはさなに自分を殺して外の世界にでるようにとの思いを告げます。様々な葛藤を経てAIの思いを知ったさなはAIに剣を突き刺すのでした。いろははほぼ何もしていない・・・・さなを見つけられる人物という役割と、AIによるさなに対するショック療法的な扱いかもしれない。

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第10話「私の名前」の感想・レビュー

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  • さなの両親との決別
    • 再婚家庭に馴染めずニグレクトされ、孤独を選びAIと戯れていたさな。だがAIがさなに愛情を持つようになり、このままでは不健全であるとして、解放を願います。しかしさなは自分の主体的な意志で立ち上がったわけではないので、復活には時間が必要というわけです。いろは達に支えられながら徐々にさなは再生していきます。ホント精神的に成熟したJDのやちよさんがいるおかげで傷ついた少女たちが癒されていく百合的空間が良い感じ。マギレコの場合はなんかこう安心感さえありますね。まどマギの時は思春期JCしかいなくてみんな発狂していきましたからね・・・。さなを思うやちよといろはのやり取りの所は名シーン。さなの復活には時間がかかり、居場所を決めるのはさな自身ではあるが、私達にもできることがあるかもしれない述べる一連の流れは秀逸であり、マグカップを買いにショッピングセンターへと赴きます。下宿のメンバーでマグカップを買うことで、家族を形成するのです。家族というキーワードに刺激されたさなは一旦実家に戻るものの、そこには自分の居場所がないことを再確認しただけでした。家族がいないことに押し潰されそうになるさなでしたが、自分を受け入れてくれるのは下宿メンバーだ!と覚醒するのです。下宿に帰宅後、自分も料理当番に入ると自ら名乗り出るのでした。

 

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  • マギウスの翼と全ての魔法少女の救済
    • 久々にマミさんと対峙することになったやちよ達。なんとマミさんがマギウスの翼のメンバーになっていることに気づきます。マギウスの翼が提唱するのは全ての魔法少女の救済。まどマギの世界観では、インキュベーターたちが感情エネルギーを回収するために、感情の振れ幅が大きい思春期の少女たちに詐欺まがいの契約を持ち掛け魔法少女にしてしまうという構造的な悲劇が用意されています。そのためまどマギでは登場人物たちが絶望していく救いのない姿がこれでもかと描かれていました。時間軸的にまどマギのどの辺の世界線なのかは分かりませんが、今回のマミさんの回想でさやかが出て来ていることから、マミさんが生存してさやかが死亡した世界線なのでしょうか?全ての魔法少女の救済とは一体何を指すのか、残りの話数で解決されるのか、といったところが気になるところ。今回、顔は出てきませんでしたが、マギウスの翼の黒幕が2人いるらしきことが分かったことから、この二人はまどかとほむらなのかもしれないと視聴者に期待感を抱かせています。

第11話「約束は午後三時、記憶ミュージアムにて」の感想・レビュー

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  • モトカノがマウント取ってくるムーブ
    • さなが仲間に加わり、新しいマグカップを揃えて疑似家族を形成したやちよたち。今回、さなはお世話になったやちよのためにお揃いのコースターを贈りたいとサプライズイベントを企画します。しかしサプライズは不発に終わることが多く、ここではやちよのモトカノ的ポジションであったみふゆがしゃしゃり出てくるのです。いろははいなくなった妹を探すために、魔法少女の解放を唱えるマギウスの翼の構成員と接触します。姉妹を想う情が通じたのか、一度持ち帰って検討してくれることになります。いろはの妹の件も、やちよさんへのサプライズプレゼントの件も順調かと思いきや、ここで唐突にみふゆがやってくるのです。みふゆはモトカノムーブをかまし、あたらしくやちよの家族になったメンバーたちが大切にしているものを踏みにじっていきます。そしてやちよと過ごした年月の長さを見せつけるのです。そしていろはたちに、魔法少女の解放が何を意味しているのかを知りたければ講義を受けろと日時と場所を指定して去っていきます。その際、やちよとエンカウントし、過去のトラウマを抉っていくのです。煽られたやちよは折角仲良くなった疑似家族のみんなをただの同居人と言わされてしまった感があり、距離を置こうと生活時間をずらしてきます。そんななかで、とうとう講義の当日となりました。一体、マギウスとは何なのか。全ての魔法少女の解放とは。やちよの過去に何があったのか。それぞれの謎をちりばめて次回へ続く!

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第12話「どうしてこんなにみじめなんですか」の感想・レビュー

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  • 悪徳業者キュウべえ再び
    • ハイパーアルティメッドまどかに依らない魔法少女の救済!それがマギウスの翼!!今回は、やちよの過去を題材にして魔法少女の秘密が明かされました。それはまどマギ本編でまどか達が経験してきたキュウべえの策謀とほぼ同じでした。(1)願い事と引き換えに魔法少女になった際に魂を抜き取られてソウルジェムが本体となってしまうこと。(2)ソウルジェムが濁りきると魔法少女は魔女化してしまうこと。(3)これまで倒してきた魔女たちは魔法少女の成れの果てだったということ。これらの事実をやちよは仲間の魔法少女が死んでいく度に知っていったのです。やちよが仲間を作ることを拒絶し、頑なにいろはたちの事をチームと認めなかったのは過去において仲間を失っていたことが原因だったのです。このようなキュウべえシステムによる魔法少女の絶望にどのように立ち向かうのでしょうか。まどマギ本編では、全ての魔法少女の救済を願ったまどかが形而上学的存在になることで因果律そのものを変えました。マギレコ的にはここで「ドッペル」という新しい概念が登場します。このドッペル現象によってキュウべえシステムからの解放を目指し、全ての魔法少女の救済を目指すのが、マギウスの翼の役割とのことです。じゃあ「ドッペル」ってなんじゃい!?と視聴者に思わせたところで次回に続く!!

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第13話「たったひとつの道しるべ」の感想・レビュー

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  • A-partのやちいろエンドで良かったんじゃない!?
    • A-partは「やちいろ」をテーマにしており、まだ見れるものでした。突如チームを解散するというやちよに対し、いろはが必死で食い下がり、説明責任を求めます。そんないろはに対してやちよは自己のトラウマを語るのです。やちよはモデルチームのリーダーであり、業界で「生き残りたい」という願い事で魔法少女になりました。キュウべえシステムにおいてその願い事は曲解され、チームのメンバーを蹴落としてやちよだけがモデル業界で成功することとなったのです。このことがトラウマになり、さらに魔法少女としてのチームにおいても自分以外のメンバーが次々と死んでいったため、やちよは天涯孤独の道を選んだのでした。このトラウマはいろはたちによって徐々に癒されていったのですが、モトカノムーブをかますみふゆによって古傷を抉られたいろはは身勝手にいろはたちとのチームを解散すると言い出したのでした。やちよの悲しみを知ったいろはは、自分はやちよの側を離れずこれまでの前例を覆すと告げるのです。これまでメンタルが弱っていたやちよは自己を受け止めてくれるいろはにノックアウトされフラグが成立。こうしてやちいろカップリングが成立し良い百合アニメダナーで終わりで良かったんじゃない!?

 

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  • なにこの投げっぱなしバッドエンド~結局いろはの妹も見つからなかったし、ドッペルシステムも謎だったし、やちいろも離別エンドだった~
    • A-partで終わっておけば良かったものの、ここから詰め込みすぎで投げっぱなしエンドとなります。これまでもチラホラでていたマミさんが完全に闇落ちして登場。いろはたちの前に立ちはだかります。この窮地を救ったのがトートツに現れたさやかであり、お前生きとったんかいなーって感じ。ハイパーアルティメッドまどかの世界線でもさやかは生き残れなかったのにどういうことなの!?と視聴者がビックリしている間にマミさんの凄まじい集中砲火シーン。これに対していろはとやちよがドッペルで対抗するのですが、結局ドッペルについての説明はなされませんでした。最後はいろはがマミさんに道ずれにされ、やちよとは離れ離れになってエンド。A-partでいろはがやちよとした約束はアッサリと覆されてしまったのです。エンディングではマギウスがキュウべえシステムからの解放のアジテーションをする集会が映し出されます。しかし、ドッペルシステムとは何なのか、ハイパーアルティメッドまどかによる救いはもたらされなかったのか、そもそもいろはの妹はどうなったのか、色々全てを投げ出したまま、バッドエンドになってしまったのでした。

 
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2020年冬アニメまとめ