マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜- 第4話「お前はそれでいいのかよ」の感想・レビュー

覚醒いろは大活躍。記憶を取り戻し姉としての自覚を得たいろはがコネクトでドッペルから救う。
女は弱し、されどお姉ちゃんは強し。妹のため、友人のためなら行動力を見せつけていく!
ドッペルを使いそうになる黒江やレナと次々とコネクトし危機を回避していく様はまさにお姉ちゃん。
そしてマギウスの翼が人間を拉致してその感情を餌に魔女を培養しグリーフシードを得ていることが判明。
またドッペルを使いすぎると融合が進んで自意識を亡くし結局は調整屋に幽閉されることも明らかになる。

いろはお姉ちゃん最強伝説の幕開け

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  • 【1】いろはの人格形成において「お姉ちゃん属性」がかなりの比重を占めていたということ
    • マギレコ1期では環いろはが人間関係に不器用でコミュ障ぼっちを拗らせ気味であった側面が描かれていましたが……ところがどっこい!本当のいろははコミュ力つよつよだったのです。みかづき荘のメンバーを救い、やちよの自罰意識を赦し、さらに今回は黒江と絆を結び、レナをも助けました。なんで、こんなにいろはつよつよなん?それはいろはの人格が「お姉ちゃん属性」により形成されていたからと推測することができるでしょう。おそらくキュウべえシステムにより願ったのは妹;ういの病気の治癒。しかしキュウべえシステムは歪んだ形で願いを叶えるので、ういの存在自体が無かったものにされてしまったのだと予想します。そうするといろはを強くしていたお姉ちゃん属性もまた消え去ることになり、いろはは精神的に弱くなってしまったのだと。妹のためなら頑張れる。そんなお姉ちゃんな人物像がいろはの本質だったのでしょう(おそらく多分)。よってお姉ちゃん属性を取り戻したらいろははもう一度つよつよになれるのです。1期後半からメキメキと力をつけて来たのは、お姉ちゃん力が再生していったからだと思われます。今回も、家族や友人の為に頑張れるいろはのパワーが発動し、次々と困難を打破していくところはまさに圧巻ともいえるでしょう。
  • 【2】ドッペルではなくコネクトを
    • 今回、いろはの強さの象徴となっていたのがコネクトと言えるでしょう。元来グリーフシード争奪戦の様相を持つ魔女討伐において力を合わせることはなかなかできません。そんな中、次々といろはがコネクトを決めていくところが今回最大の見どころといっても過言ではありません。黒江、レナとコネクトしていく所のいろはの台詞は読者の皆様にも是非聞いて欲しい場面となっています。黒江に対して→「今ドッペル使おうとしたでしょ?黒江さん!コネクト、しよう。すごい!今のコネクトすごい!私たち相性いいのかも!こんなに上手くいくなんて黒江さんのおかげだよ!」。レナに対して→「レナちゃん、私たちで楓ちゃんを止めよう!うまくいくよ!今までだってこれからだって、楓ちゃんを助けられるのは誰!?」。まさにいろはさん天然ジゴロ!
  • 【3】魔女の人工培養とドッペルの副作用
    • 以上のようにコネクトを使うことでドッペル回避したいろは・黒江・レナでしたが、楓は副作用で廃人と化します。そしてマギウスの翼の謎がまた一つ明らかに。マギウスの翼はグリーフシードを得る為人工的に魔女を培養しており、人間を攫っていたのはその餌とするためであったのです。さらにドッペルシステムの副作用も判明。ドッペルを使いすぎると融合が進んで自我を喪失し、もとの状態に戻れなくなってしまうのです。今回、楓のドッペルの暴走を止めることができましたが、廃人状態は治すことができませんでした。最終的にドッペル患者として隔離施設に収容されることになるのですが……そしてその隔離施設の運営を行っていた人物こそが、何を隠そう調整屋だったのでした。ドッペルを多用し恐怖に怯える黒江に対し、いろはが手をギュッとして決意を語るシーンはエモい。ここでもまたいろはが強いのは姉属性だからという理由が強調されます。

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マギレコ感想まとめ