地域密着!博物館実習 Apart 2日目「子ども、民俗文化財に怯える」

博物館実習2日目。

夏休み中ということもあり、子どもたちがちらほらやってくる。今日は民俗文化財の担当で、子どもたちを適当に眺めつつ、文化財に対して説明・解説を行う。民俗文化財といってもそう古いものでもなく明治から昭和にかけてのものが展示してある。よくある「昔の人の暮らし」というやつです。詳細な説明というよりも文明開化と西洋近代の流入のイロハや農家の道具や民間伝承などを簡単に話すぐらい。無理に聞かせようとせず、あくまでもさり気なく行わねばならないのがポイント。ですが、子どもたちは民俗文化財エリアにびびること限りなし。確かに、このエリアだけ電気が暗くしてあり昔の雰囲気を醸し出しているのですが、どうやら子どもたちはそれが恐ろしい様子。怖気づいてスルーするぐらいならまだしも親や祖父母に無理やり連れられ泣き喚くというパターンもしばしば。特に祖父母は昔を懐古して孫にその文化を見せ付けたいのに、孫はビビッて逃げようとするシーンはいつ見ても哀愁を誘います。