水平線まで何マイル? プレイメモ「シナリオ・展開・構成」の感想・レビュー

青春時代、本気になってみんなで何かを成し遂げることをテーマにした作品。怠惰を貪るぐちゅぐちゅした主人公が周囲に喚起され飛行艇を作り上げていく。最終目標は、鳥人間コンテストで飛距離を稼ぐこと。カテゴリとしては「困難に一緒に立ち向かうことで女の子との情交を深めていく」系の作品に分類されよう。視聴者が憑依合体しやすいように主人公くんは無スキルでお手伝いや応援要員。各々特殊スキルを持ったヒロインを手助けする選択肢によって好感度を稼いでフラグを立てるシステム。以下物語の大まかな流れ。

  • 主人公やる気ねえょ編
    • 宇宙科学研究会で問題を起こし廃部寸前。だがイマイチ気乗りしない主人公。この主人公を如何にしてやる気にせしめるかが第一ポイント。やる気になったら熱い男系の主人公くんにどのように火を付けるかがみもの。結局は、ハードボイルドおっさんに煽られて奮起。
      • おっさん「興味があるのに、いちいち理由をつけて逃げようとする。癪だから面倒だから精神論だから。そんな細かい理由を必死にかき集めて興味あることからすら逃げたがる。その結論はひとつだ。お前は怠惰な人間だ。」
  • VS航空部との戦い。
    • 決起した主人公くんだが、眼前には問題が。鳥人間コンテストに出るには、1団体1チームなので出場枠をかけて航空部との予選をしなければならない。そのためにはまず飛行艇作り。飛行艇を作る過程で主人公くんはヒロインを手伝うことで個別ルートまでの好感度を蓄積する。航空部との戦いは、勝利で終わる一方で、飛行艇が全壊してしまう。この戦いを経て、航空部のパイロットが飛行艇を引っさげてきて仲間に加わる。航空部の人たちはそれで納得するのかな?と思わずにはいられんよ。台詞も航空部ヒロインひとりしかないしね。
  • 個別ルートは合宿の果てに
    • VS航空部戦後、鳥人間コンテスト本番に向けての合宿が始まる。ここから本格的に個別ルートへ突入。飛行艇作成の過程で好感度を培ったヒロインを支え、励まし、二人三脚していく。個別シナリオについてはまた別個感想を書いていくつもり。