流星ワールドアクター「体験版以降の共通ルート」の感想・レビュー

衣笠彰梧先生による異種族間の異能バトルをウリにした警察エージェントアクション。
共通ルートは各種族のヒロイン紹介を兼ね乍ら、異種族系事件を解決していきます。
体験版は第2章の途中で幕を閉じましたが、それ以降どうなっていくでしょうか?
ここでは2章以降の共通ルートをまとめていく事とします。

第2章「雨の日の辻斬り」の続き

f:id:h30shimotsuki14:20190726121816j:plainf:id:h30shimotsuki14:20190726121822j:plain

  • 怪力種族シフォンちゃん担当回
    • シフォンは怪力種族出身で刀を操る炉利担当の武士っ娘です。シフォンの前職は警備員をだったのですが、テロリストの片腕を切り落としてしまったのでさぁ大変。怨みを買うことになり、犯人はシフォンをおびき出すため警官を次々と殺害していきます。しかしシフォンは貧困によって刀を質にいれてしまっていました。それ故主人公くんが刀を取り戻させ、犯人逮捕に協力させるのです。そんなわけでレッツ異能バトル。体験版ではこの辻斬り犯と対峙するところで幕を閉じましたが、この後はどのような展開になるのでしょうか?犯人は鍛えられた怪力族であるためクラリスのエルフ魔法は歯が立ちません。そこで主人公くんが強力ではあるものの反動ダメージがある銃を使ってHPを削り、そこにシフォンを召喚して刀剣バトルとなるのです。犯人は念願の一騎打ちとしゃれこむのですが、氷属性の異能持ちであった主人公くんは犯人の足を氷らせ、アッサリとシフォンが勝利するのでした。ダークヒーローが知恵と工夫で勝つというこれまた衣笠彰梧イズム的なバトルでしたとさ。
    • 事件解決後、主人公くんたちは犯人を殺害してしまったことで、審問を受けるのですが、ここで主人公くんは解雇を通達されます。これにて流星のワールドアクター(完)となりかけた所、上層部の御意向が働きます。主人公くんを解雇してしまえば何人もの警察が暗殺されたことが明るみに出て威信が低下してしまう。すべてを封印して闇に葬り去るために、主人公くんを抱え込んでおこうとするのです。
    • 第2章のその他重要事項としては、交通課ヒロインの小町が実は警察権力者の娘であることが判明し、その人物が主人公くんに対して教団事件のことを知らせろと接触してきます。またエルフヒロインのクラリスが、主人公くんはひょっとしてわざと昇進したくないのでは?と疑念を抱き始めます。

f:id:h30shimotsuki14:20190726121827j:plainf:id:h30shimotsuki14:20190726121832j:plain
 
 
 

第3章「姿なき盗人」

f:id:h30shimotsuki14:20190726163249j:plain

  • 未来視を持つ異能力者との駆け引き
    • 第3章はスラム街のコンビニの窃盗が中心になります。どんなに警戒をしていても、少額の小銭が盗まれてしまうのです。この問題を解決するためにアレコレと画策するのですが、ちょっとダレ気味。結論をあらかじめ述べれば、犯人は未来視の異能を持つ能力者であり、最初からどんな結果になるか予測できるため、逮捕される世界線を回避できるのです。さらにこの人物は協力するから教団事件を捜査しようぜと持ち掛けてきます。さぁ、この無敵のような能力に一体どのような対応をするのか!?はたまた、手を組んで教団事件に立ち向かうのか!?と割と注目しながら読んでいたのですが・・・
    • 個別ルートでシフォン√に入る場合、この未来視能力を持つ人物は取り逃がしてしまうことになりました。そしてそれっきりで終わる。一体なんやねんって感じで締まりの悪い展開でした。違うヒロインのルートに入る場合は、第3章ちゃんと解決するんでしょうかね?(※追記:しなかった)
  • 一応個別√の伏線もあります
    • 第3章ではそれぞれのヒロインの諸事情が少しずつ示されていきます。クラリスの場合は教団事件、メルの場合は本国におけるクーデターの謎、小町の場合は合コン事件、シフォンの場合は怪しげなファミレス問題などなど。これらがどのように発展して行くかが気になるところ。

f:id:h30shimotsuki14:20190726163237j:plainf:id:h30shimotsuki14:20190726163231j:plain

f:id:h30shimotsuki14:20190726163226j:plainf:id:h30shimotsuki14:20190726163254j:plain
 
 

第4章「狡猾性犯罪者」

f:id:h30shimotsuki14:20190727044611j:plain

  • 小町の親友が強姦にあったためそれを解決しようとする話
    • シフォン√を折ると第4章に入れます。ここで中心となるのはシュバルトという人物です。この人物は本作の主軸である「教団」の関係者であり、主人公くんの同期:宗助がかつて殺害したものの、遺体が復活したという設定です。このシュバルトが小町の親友の強姦に関わっていたということで調査を開始します。
    • このシュバルトの情報源を得るため、まず主人公くんはかつてのパートナー:ストライコスに依頼することになります。ここで明かされるストライコスが刑事を辞めた伏線。ストライコスは自分が執着してきた大物を逮捕したものの、上層部がそれをもみ消して無罪放免にしたため、刑事に失望して退職し、警備会社を設立して、独自に捜査できるようにしたのだとか。そんなわけで主人公くんはストライコスからシュバルトとの情報が欲しければ大手メーカー竹芝の社長と面会できるようセッティングしろと条件を出されます。しかし、竹芝の社長は主人公くんの目の前で、殺害されてしまうことになったのでした。おそらくこの竹芝問題の解決が、クラリスルートでは重要視されるのでしょうが、現在プレイ時にはフラグを折っているので、次の展開へ進みます。青酸カリを盛った犯人は社長秘書の諸星。
    • 続いてシュバルト事件は不動産屋の社長:黒岩問題へと進みます。そしてシュバルトが良く訪れるとかいうクラブに潜入捜査し、ついにシュバルトを追い詰めます。宗助の協力も得てシュバルトと対峙するのですが、何とシュバルトは自殺してしまうのです。かつて宗助がシュバルトを殺害した時も、後に復活したように、今回も復活しそうな勢い・・・といったところで第4章は幕を閉じます。このシュバルトの遺体が安置所から消えるのは小町√での主題となります。

f:id:h30shimotsuki14:20190727044620j:plain