Volume7|ボリュームセブン 攻略メモ01「外世界編」の感想・レビュー

時間逆行が進む特異な空間での男女間の心の交流を描く作品。
外世界編のプレイ期間はプロローグから08年07/15まで。
ここでは紀野梗香&常盤十丸視点で世界観や舞台設定が語られる。
このふたりが内世界へと潜入することで、3つのシナリオのひとつを選び内世界編が始まる。

世界設定&舞台背景


こういう擬似世界モノはやたらと注釈や専門用語が多いが理解できないものや些細なものは読み飛ばすのが肝要かと。良くある世界観の設定にやたらと横文字でネーミングしてるだけで概念としては似たりよったり。簡潔に世界観を述べるならば、ある一定の地域の空間では過去に逆行する現象が起こっており、その空間の逆行現象を解き明かすのがこの物語の趣旨であるというわけさ。その地域に入れる人間は限られており、もともとその地域共同体の住民であり諸事情によりそこでの生活を選んだ人々の他には、梗香のような特派員リポーターや、十丸のような調査員のみ潜入が許可されている。で、そのような特殊な地域で巻き起こる事件を推察しながら男女関係を愛でるという趣旨。

外世界編までのキャラクター描写


紀野梗香は新人リポーター。キャラクター表現としては掴みづらい性格で几帳面で小まめで人に気を使える一方で、急展開だと些細なイベントでもオドオドしてしまうことが多い。真面目で頑張りやな性格である反面、純情乙女で十丸を食事に誘ったりと気がある様子を見せる。一方の十丸は、瞬間記憶を有する隠密の学生派遣調査員。女の子に気を回して失敗し、なおかつ朴念仁っぷりを見せ付けり。立ち絵はちょっとショタっぽい。完璧超人系ではなく、努力してモノごとに取り組もうとするタイプ?梗香が十丸にリポートのカメラマンを頼んだことから二人の協働作業が始まり感情を通わせていくのが内世界編への十丸梗香シナリオにつながる。十丸が隠密調査員であることから梗香を利用したという展開になるのかな?