かんなぎ 第8話「迷走嵐が丘」の感想・レビュー

今回は男友達という第三者視点からナギさまと仁の様子を描写させたおはなし。
仁はナギ様に利用され貢がされていると勘違い。
そして、お焚き上げをせずに御神木を持ち出してしまったことが判明。


仁の憧れの存在である美術部のホープで親友が鍵を忘れて家に入れないとやってきた。仁とナギの共同生活を目の当たりにして、二人の関係は姉弟ではないと推察する。よしんば仮に姉弟であったとしても、それはれっきとした男女の関係。二人での甘い禁断の近親相姦ワールドが広がります。そんな禁忌に興奮するが、どうやらそんな蜜月を送る甘い関係ではなさそうで、仁が悪い女に利用されてしまっている邪推する。話題を変えるため、展覧会の木彫り像の話をするが、そこでナギ様降臨の事情が明らかになる。道路拡張のため御神木を切り倒したかと思いきや、きちんとお焚き上げをして鎮縛するはずであったのに、勝手に持ち出しちゃってたの。きちんとした神事を踏まなかったため神性も弱まり仁が彫った精霊像に憑依するしかなかったと。ナギさま擬人化の原因となってしまって御神木盗難事件の原因とナギさまの神としての本体も垣間見えたことにより結論は既に出ているとのこと。神罰を恐れファビョってる場面での一連の描写は小ネタも満載。仁をめぐる戦い男と神の戦いは次回へ続く。