CLANNAD AFTER STORY 第13話「卒業」の感想・レビュー

今回のCLANNADは、渚を嫁にするはなし。
女を娶るためには父親との対決は不可避。その勝負方法が野球対決。
病弱フラグが発生するが朋也の力で擬似卒業式ハッピーエンド。
CLANNAD AFTER STORYは新婚生活から出産までが幸せ絶頂です。


女と籍を入れるまでの過程は多々あれど、それをギャルゲアニメ化という表現手段でどのように描くかというのが一種の見もの。結局のところは「恋愛して両親にきちんと認められて受け入れられる」という結末を迎えるが、婚姻における困難の出題というものは如何に娘さんを大切にしてやれるかという決意を見せる一種のイベントなんだよ。アッキーは一番の得意分野で野球対決。秋生にしてみれば朋也の真面目な話という時点で渚の件であるとは分かっているだろうし、肩を怪我してる朋也がそうそう打てるとも思ってない。ただ朋也が課された難題に諦めないかで渚を娶る覚悟があるかを図ろうとしたんだろうね。早苗さんの練習を推奨する勧告はまさに夫婦で推し量っているコンビプレイ!!渚を娶るために愛のバットを振りかざし、努力の果てにとうとう秋生攻略成功。いわゆる「娘さんをください土下座ポーズ」もバッチリ決め、朋也も息子として受け入れられる。


両親の許可を得てからは時間軸は巻いて巻いて!!じゃないと汐シナリオこなせないよ。クリスマスお正月とさくさくコメディパートを消化し、酔っ払いver.渚&早苗さんで朋也をからかう姿にによによしつつ寝入った渚を膝枕。渚と居られればそれだけで幸せと述べる朋也だが、その幸せは長くは続かなかった・・・禍福は糾える縄の如し、渚病弱トリガー発動!!!出席日数はクリアしたものの、5年も通って感慨深いだろうに卒業式さえ出られない。卒業式の日、ひねもす学校の方向を眺める渚を見て朋也の男意気が光る。朋也ファミリーをみんな集めて擬似卒業式を開こうと。ゲームだと朋也が稼いだ好感度の分だけ祝いに来てくれるヒロインが違うという皮肉な結果を見せつたものよ。黒髪春原を見て時の流れを感じつつ、卒業証書授与。2留して足掛け5年で別れを告げる学校、擬似卒業式、一人も友達がいなかった、朋也に救われ交友関係を気づけた、との演説を終え、皆から祝福してもらい、立派な社会人になりました。刑務所の中の朋也パパンにもきっちり挨拶し、ここでようやく入籍完了。渚、髪上げると大人っぽいね。新婚生活から出産までの束の間の幸せの後には。