しろくまベルスターズ サンタ少女共通ルートの感想・レビュー

しろくまベルスターズ♪は、トナカイを御して新米サンタ少女を導くおはなし。
サンタ少女と共に二人三脚、困難を乗り越え成長し高みを目指せ!!モノなテーマ。
3話までが共通ルートで、4話から個別に分かれる。
あと『ゆのはな』の派生キャラの鉄ヲタにーちゃんがいました。究極どうでもいいけど懐かしさを感じた。

主人公の人物像と共通ルート要旨


主人公の冬馬はトナカイ遣い。クリスマスにプレゼントを配るサンタの橇を操るのがお仕事で、空を駆けることに生き甲斐と誇りを見出す職人気質。この作品の世界観では、トナカイといってもサンタの橇を引くのは動物ではなく、それを模したスクーター型の浮遊機械。序章では、そんな冬馬が天然娘とコンビを組んでプレゼントを配っているところスタートする。そこで各サンタヒロインズのキャラ紹介が行なわれ、この世界でのクリスマスの様相やサンタの仕事がどういったものかの描写が成されオープニング。そして翌年の晩秋、次のクリスマスに向けて新たな部署変えが行なわれた結果、これらのサンタヒロインズが一つのチームとなった!!三話までの共通ルートでは各地から寄せ集められたこの駆け出しサンタヒロインズ3人集が、お互いの対立を乗り越え結束を深め一つのチームと成るまでが描かれてゆく。冬馬はトナカイ遣いとしてサンタさんをサポートし、あれやこれやと世話を焼いていくうちにヒロインたちとの心の交流を深めていく。まず問題となるのが、お店を設立せよとの使命。職業サンタは、聖夜に備え、地域住民との交流を図り街に溶け込むために、普段は各部署でお店を経営しているのだとか。冬馬たちは玩具店を経営するよう支持を受けるが、なにぶん最初は戸惑いばかり。初めて会う人物が一つの仲間になるには時間がかかる。一堂に会したのは、天然甘党お気楽娘;ななみ、エリート金髪ツインテドリル;りりか、引っ込み思案で消極的なすずりんの三人。各々能力もあり個性が強く駆け出し同士であるため「仕事」というコミュニティの中では、どうしても灰汁が強くて上手くいかない。店長決め、店の名前決め、リーダー決め、お店の運営方針等など、ことあるごとに対立してしまう。



しかもその対立は潔いものではなく、雨降って地固まるともいかず、お互いをただネチネチと批判しているだけ。「ななみは低脳」「りりかは左遷されたから業績上げて帰りたいだけでしょ?」「すずりんは何も自分の主張をしない他人まかせ」というような趣旨の言葉が飛び交う。冬馬は、サンタが気持ちよく仕事が出来るように演出するのもトナカイの勤めと解決に尽力するが、次第にあてこすってるだけの少女らにムカチンする。ちゃんと向き合って腹を割って話さなけりゃなんにもならんだろと一石を投じるのだ。早くも空中分解しかける駆け出し少女サンタチームだが、冬馬がなぜ自分がトナカイの仕事を選んだかを語るうちに、少女らは人間にきちんと向き合うという付き合い方を知る。冬馬は幼少の頃死んだ航空自衛隊の親父に影響され空に憧れるようになったこと、ななみはエリートりりかにコンプレックスを抱き張り合ってしまったこと、りりかは本部で失敗しちゃったこと、すずりんは対人コミュニケーション能力に欠けるということをそれぞれ告白していく。他人のことを良く知るのが団結の第一歩、腹を割って話した少女らは一つのチームとなる。店の経営も軌道に乗り、訓練も順調。そんな折、クリスマスに向けての模擬訓練が開催される。この模擬戦でパートナーとチームリーダーが最終的に決定されることに。今までの交流の中で一番好感度を上げといたキャラと冬馬はそれぞれナイスなコンビネーションを決め、攻略ヒロインとパートナーになり、ルート分岐。