星ノ音サンクチュアリ「葛城璃杏」ルートの感想・レビュー

星ノ音サンクチュアリの璃杏ルートは実妹系近親相姦のおはなし。
シリアス路線はわずか3クリックで終了し、背徳感の欠片もない。
最初から好感度MAXなので、肉欲を全く隠そうともしません。
最後は、世間体から逃れるため、新しい戸籍を作ってロシアの分校に転校します。

葛城璃杏のキャラクターとフラグ生成過程

葛城璃杏はお兄ちゃんのこと好き好き大好き好き好きな超絶ブラコン実妹です。幼少の頃、両親を亡くした葛城兄妹はお互いが世界の全てであり、施設でも手と手を取り合い暮らしていました。従姉のお姉ちゃんに引き取られた後もブラコン癖は治らず、むしろテロリストの襲撃から主人公くんが命がけで璃杏を守ったことから、さらに好感度はMAXになっていったのです。そのため璃杏はお兄ちゃんと肉体的に繋がることを望んでおり、夜な夜な自らを慰めながら寝具を濡らしていたのです。主人公くんも璃杏のことを溺愛していましたが、さすがに異性として性行為に及ぶまでは考えておりません。そんな常識人のお兄ちゃんを頽廃への道へと堕としていくのが璃杏シナリオのメインとなるでしょう。

璃杏はお兄ちゃんの部屋に忍び込みクローゼットおなぬーを展開。さらに見つかると口径奉仕を発動し子種を搾り取るのでした。これにより主人公くんは変なスイッチが入ってしまいました。璃杏の見事な策略もあり、膣出しでなければ近親相姦じゃないよね!?と言わんばかりに様々なプレイを行っていきます。当然、周囲からは近親相姦として白い目で見られることになり、主人公くんも自制しようとするのですが、シリアスタイムは3クリックで終了。あっさりと受け入れるのでした。実妹系ヒロインのシナリオはテーマが使い古されているので、毎回どんな表現技法で関係性変化を描くのが楽しみなんですが、苦悩も葛藤もへったくれもないお手軽シナリオが流布してしまっている感が否めません。最終的に肉体関係を結ぶと特殊能力が強化されるとのことで、新しい戸籍を用意し、ロシア分校へ転校するということで、エンドを迎えました。共通√まではそれなりに面白かったですが、個別での失速感が大きいかと思われます。