雑録

HHG 女神の終焉「エイプリル学園ルート」の感想・レビュー

エイプリル学園ルートは「世界の観測者」になるというおはなし。
主人公くんに最初から好感度MAXであった不器用な少女。
その少女の好意は「聖女」にあらかじめ設定されたマガイ物の感情であった。
そんな少女の葛藤を救済し、孤独であった「聖女」をも救済せよ。

エイプリル学園ルート概要


  • 好感度プログラム設定論
    • 主人公くんに最初っから好感度MAXな少女フィアナさん。なんと彼女は「聖女」の魂魄体の一部であり、その感情はあらかじめプログラムされたものでした。「聖女」の目的は主人公くんの捜索と異能開発。そのため、世界の「聖女」は魂魄体を分割させて世界にばらまき、主人公くんを捜していたのでした。ゆえに、フィアナは「聖女」が捜索している異能保持者であった主人公くんを見つけると、好感度マックスで接してきます。そして様々な試練を与えることによって、能力の開発に余念が無いのでした。つまり、フィアナはあらかじめ世界から主人公くんに好意的であるように「設定」されていたのです。フィアナは自分の大切な感情が規定のものだということに強い罪悪感を抱いていました。女神との戦いでそのことをバラされ精神崩壊しかけるのですが、ここで主人公くんが全てを受け入れる覚悟を見せます。フィアナも、別の魂魄体も、オリジナルの女神さえも救ってみせると息巻くのでした。


  • 世界の観測者
    • 主人公くんは自分は無能力者であり訓練により特殊スキルを得たと思っていましたが、実はそれはマチガイであったことが判明します。主人公くんの異能は「高速思考」。あらゆる可能性を想像することで無数の並行世界を辿れるというものでした。つまり、それは世界の全てを知る存在になれるということ。創造主は「高速思考」のスキルを得るために、様々な事件を引き起こして主人公くんの能力開発を行っていったのです。フィアナはその手先であり、ラスボスバトルでは「聖女」が前作のヒロインズの特殊スキルを総動員して襲いかかってきます。ここで主人公くんはついに「高速思考」の真の力に到達し、女神戦に勝利し「聖女」に救いをもたらします。しかし肉体は喪失し精神体になってしまうのです。『火の鳥』未来編で精神体になったムーピーゲームしていた主人公くんのような感じ。「世界の果てに触れる全ての知識に触れてしまった今、自分の体に何が起こっているのかよく分かる…人間の体は崩壊し、高次元に招き上げられ」、世界の観測者となったのでした。