雑録

月に寄りそう乙女の作法2「八日堂朔莉」シナリオの感想・レビュー

白髪フェチ変態映画女優と演劇をするはなし。
シナリオは結構巻き巻きであっさりと短く終わる。
最初から才華の女装に気づいていた朔莉が演技ではなく地を出すところが見どころか?
素のままの朔莉では岡山弁使いとなるが白髪フェチ変態であることは変わらない。
最後はご都合主義展開。演劇の俳優が葬式で来られず才華が代役を務めて最優秀賞を貰う。

八日堂朔莉のキャラクター表現とフラグ生成過程


  • 白髪フェチ朔莉の起源
    • 八日堂朔莉はずいぶんとまぁぶっ飛んだキャラクター設定をしており、奇行に走ることもしばしば。しかしながらその行為も伏線で理由もなく変態なわけではありません。幼少の頃、朔莉は面識のないまま才華の姿を垣間見、心打たれるという体験をしていました。それ以来、朔莉の心には美しい白髪がちらつき、恋心を抱いたのです。で、女優になってメディアに晒されればもう一度出会えるかも的なこともあってか?映画女優として名を売り成功したのでした。女優であることから演技に対しては人一倍敏感であり、才華の女装にもすぐに気づいておりました。朔莉がストーカーまがいのことをして毎日才華の部屋で待ち構えていたのも、女装がばれないように気を引き締めさせるためであり、HENTAIだからではなかったのですね(好意的解釈)。ある時才華は演劇の台本とともに保険証を渡してしまうという大ポカをやらかし、マスターキーを使用して朔莉の部屋に忍び込みます。そこで朔莉の日記を見てしまった才華は真相を知り、朔莉が自分のことを思って行動してくれていたことに気づきます。こうしてフラグ成立。



  • フラグ成立後は駆け足に感じる事よ
    • 朔莉の秘密がバレると演技モードが解除され、岡山娘状態になります。岡山弁ってこんな感じなのかしらん?で、その後のシナリオは朔莉がやる気も技術も低い俳優科の生徒を率いて自らの脚本で演劇を成功させろ!という展開に。集団を率いるにはいくつか手法がありますが、朔莉が取った手段は背中で語るタイプ。集団を叱咤し、嫌われ者になることで団結を促し、さらには自らの努力と能力を見せつけて、やる気を引き出すという感じです。それでも朔莉は鋼の心を持っているわけでもないので愚痴りたくなることもしばしば。それを才華が助けてあげるという寸法さ。才華はあれだけ自らデザインした衣装で自らを輝かすということに拘っていましたが、愛する女を選び取ります。すなわち自分のショーのデザインは後回しにし、朔莉の演劇の衣装を優先したのです。最後はご都合主義的に才華が代打で主役となり演劇を成功して終わります。才華が主体的な意思を示すことが「つりおつ2」の根本的なテーマとなっていましたが、朔莉√は駆け足気味で深まらなかったので、そのテーマ性が少し陳腐に感じた気がしないでもありません。