雑録

凍京NECRO 「リビングデッド凍京大襲撃編(義城蜜魅√)」の感想・レビュー

死せる者のために生きた人生に区切りをつけるはなし。
蜜魅はリビングデッド化した兄を隠しながら仇討のためだけに生きてきた。
しかし仇を討ったらどうすんのさ?という問題的に苦悩し始める。
そんななか蜜魅は自分の命の恩人である早雲と交流を重ねて、新たな人生の意味を見出す。
一方早雲も蜜魅との共闘のなかで次第に惹かれていき愛する女のために生きるのであった。

蜜魅√概要


  • 復讐のための人生と早雲への好意
    • 義城蜜魅は武士っ子ガール。窮地に陥ったところを早雲に命を助けられたことから好感度はマックス状態になります。しかし蜜魅はライバル会社としてつい張り合ってしまう素直になれないお年頃。蜜魅は早雲に助けられた戦闘において兄を亡くしてしまうのですが、兄をリビングデッド化し生きていると見せかけて日々を送るようになります。蜜魅は復讐に燃え仇討だけを生きる目的としてきたのですが、早雲と再び共闘することになった時期を境に徐々に思考を転換させていきます。目標のために人生を捧げた場合、目標を達成したらどうすんのさ?という問いを投げられて苦悩します。早雲と蜜魅のペアは戦闘においてピッタリと息の合うものであり、信頼関係が構築され、蜜魅に未来を見させる要因になるのです。こうして過去を乗り越えた蜜魅は兄がリビングデッドである秘密を晒します。一方早雲も蜜魅に刺激を受けていきます。これまで早雲は感情を殺し、ただ死者を殺戮するためだけに生きてきました。しかし蜜魅を守るという人生の目的ができたことにより人間性をはぐくむ様になります。蜜魅とペアを組んでの戦闘は感情を消すのではなく感情を一体化させるものだったのです。



  • リビングデッド凍京襲撃編
    • 蜜魅√はけっこうあっさり事件が解決します。軍警察クーデタ編を引き起こす鉾康はあっさりとエチカと和解してしまいますし、ネクロポリス編で電子情報との同一化を目指したセクサロイド開発者も中盤で退場します。そしてメインヒロインの宝形イリアも凍京リカバリー計画に参加し、凍京の復興に尽力していきます。これで終わりっすか?という雰囲気が漂う中、最後にもうひと事件が発生します。自殺志願者たちの親玉ミルグラムが大量のリビングデッドを率いて凍京を襲撃してきたのです。早雲たち諸勢力は協力体制を築いてこれを迎え撃ちます。エチカと鉾康の父子共同作戦は軍警察編はなんだったの?というレベルで和解に成功しています。リビングデッド襲撃編のメインは蜜魅が過去と決別するためにラスボス;ミルグラムを討伐すること。主人公くんとの連携プレイでミルグラムを撃破するサムライチャンバラと未来目指す意志を示すことが繰り返し語られます。こうしてリビングデッドの侵攻を防いだ早雲と蜜魅は新天地で新しい人生を生きていくと旅立ちエンドを迎えるのでした。