『interlude 或るファの音眼 〜ワレナいオ〜 (F lo ater)』雑感

伝奇系ビジュアルノベル現代社会のシステム構造を衒学的に解説しだすのが好きなのでやってます。
しかし伝奇パートは難解。一応『Omegaの視界』からやってますが背景や世界観が複雑。
考察サイトや設定資料集がないと本文だけでは到底理解できないことこのうえない。
いや面白いんですけどね。あと伝奇系作品は考察サイト読んでる時間の方が長いな。
→→【外部】おるかみわふーっ♪ 『Omegaの視界』時系列&用語集

雑感

  • 大筋
    • 主人公中学二年生。舞台は文化祭前の学園。モーレツな音楽教師が文化祭で合唱をさせるため、主人公は有志として強制参加させられる。で、異能を保持することになったメインヒロインは主人公くんと結ばれるが、主人公くんは介入されて記憶リセットされる。その理由は、メインヒロインの異能を育成するためであり、つまりはメインヒロインが恋愛沙汰にうつつを抜かされては困るというのわけだ。主人公くんとメインヒロインを遠ざけようと、当て馬ヒロインとの攻防が行われる。主人公くんにはなぜか記憶リセットに対するある程度のレジストが働くので、メインヒロインとの逢瀬を思い出してしまい苦悩する。そして文化祭当日。合唱は二校合同でチームを組んでいるため、相手先の学校でも発表しようと移動している中で、異能バトルが発生する。と、いうところで三作品目はお開きとなり、四作目へと続く。

現代社会の背景にあるシステムや構造を衒学的に分析する場面がウリだと思う

  • 一見無駄に見える大量の『その他』
  • コミュニケーションの手段としてのコトバの変容
  • 伝統と革新 閉じた世界と絶対数の獲得
  • 専門性と大衆性
  • 不便さと多様性
  • ハコニワ理論
  • 義務教育の社会的意義 種痘機能編
  • 相談と責任転嫁
  • 自己を高めるのではなく他者を蹴落とすことで共同体内部における相対的地位の上昇をはかる
  • メモ