ヤミと祝祭のサンクチュアリ 体験版の感想・レビュー

伝奇系閉鎖空間学園トンデモ超人異能バトル。物語の目的はヒロインの失踪した姉を探すこと。
選ばれし異才を持つ子弟のみが通う閉鎖された孤島の学園にやってきたメインヒロインと主人公くん。
陰謀渦巻く学園生活を送りながらライバルとなる派閥勢力と抗争しつつ島の謎を解き明かしていくミステリ。
体験版では監禁・拘束事件と課外活動を通して人物像の掘り下げとトンデモ異能バトルの紹介がなされていく。
オリエンテーションではタカビー系ライバルを撃破し1位となったと思いきや北欧系少女に出し抜かれていた。
果たして派閥抗争を制して島と学園の謎を解き明かし失踪した姉の謎を解き明かすことが出来るのか!?
・・・といったところで体験版はお開きとなります。

伝奇系異能バトル

  • 失踪した姉の行方を求めて
    • 主人公くんは島根県出身のトンデモ異能古武術を使役する一族の子孫。幼少期に財閥の令嬢;亜梨栖の命を救ったことを契機に幼馴染となりました。以来、令嬢:亜梨栖は主人公くんのことを気に入り長期休暇のたびにやってきて時間を重ねることとなったのです。亜梨栖は自分の家系を快く思っておらず、特に姉の失踪をなかったことにしようとすることに我慢がなりませんでした。そのためいつの日か失踪の謎を解き明かそうと虎視眈々と牙を研いできたのですが、この度姉が失踪した孤島の学園へ招待されることとなり、パートナーとして主人公くんを具して物語の舞台へと降り立ったのでした。

  • 体験版はかませ犬バトル
    • 閉鎖孤島学園は財閥などの有産階級の子弟をはじめ、様々な異才のある子どもたちを集めた学園でした。亜梨栖と主人公くんは早速目をつけられることとなり、かませ犬との戦いが展開されます。かませ犬バトルは2回設置されており、いずれもメインヒロインの亜梨栖をライバル視するクローデットさんによるもの。1回目は亜梨栖の昔からの友達;悠里が監禁拘束されます。これにより高層マンションに囚われた悠里を救うために主人公くんが忍者技を使って壁のぼりをしたり体術を披露する場面が挿入されるのです。2回目は課外授業の時であり、亜梨栖の暗殺をたくらむクローデットの部下たちを主人公くんが一掃するのです主人公くん無双。こうしてかませ犬バトルを通して主人公くんサイドの活躍が描かれたのでした。可愛そうなのはクローデットであり自分が父親に信頼されていないただのピエロであったことに気づくのでした。こうして主人公くんサイドに入ってくるというお約束展開。

  • 終局部は新たなライバルの提示
    • かませ犬バトルを乗り越えた主人公くんと亜梨栖は折角だから課外授業で1位を取ろうぜとオリエンテーションをサクッとこなし、ゴールの学校へと舞い戻ってきます。そこへ突如次の敵である北欧系ヒロイン;ユーリエ登場。亜梨栖はユーリエとの競争に勝ち、チェックを受けるのですが、なぜか因果がねじ曲がりユーリエが勝利しているというオチに。どうやらユーリエの異能は因果乱流のようです。最後には最後の派閥;生徒会長グループも登場し、全ての派閥が出そろった所で体験版はお開きとなります。
    • ついでに途中でループエンドになる選択肢も存在しており、初期段階で島の伝説を解き明かそうとするとバッドエンドとなります。フローチャートもあるようですし、周回しながらヒロインを攻略することで謎を解き明かし、島の伝奇が解明されるという構図になりそうですね。