しゅがてん!「古倉めるシナリオ」の感想・レビュー

子犬系少女とクール系ぽんこつの百合的な友情のはなし。シナリオはほぼない。
クール系少女が引っ越してしまうというサブライズに子犬系少女が引っかかる様子を眺めよ。
凸凹コンビの百合友情を見た主人公くんは、そこからミルクレープのベリーソースを思いつく。
酸っぱいイチゴが甘いミルクレープの味を引き立てる様子は、めると氷織にそっくり!とオチがつきます。
ちなみにエピローグで主人公くんがサンタクロース(山田九郎's)でした〜という話が数クリックあります。

古倉めるのキャラクター表現とフラグ生成過程


  • める√ではシナリオはほぼない
    • 古倉めるは洋菓子店の元気系子犬少女。お店立て直し編は体験版で済ませてしまったので、どんな展開になるのかわりとワクワクして読んでいきました。お店経営に力を入れるのかしらん?それともケーキ作りにメッセージを込めるのでしょうか?と洋菓子店ならではのお話に期待していたのですよ。しかしどうでしょう?ぬる〜い。百合少女たちの友情のはなしでした。しかも百合展開にするならもっと百合百合しくすればいいのになぁとも思ってしまう中途半端さ。
    • 話の筋書きとしてはこうです。氷織は親戚のオバチャンに赤ちゃんが生まれるというので、あまりめるを構わなくなってしまいます。また氷織の誕生日サプライズパーティーも失敗に終わってしまいました。氷織は仕切り直しということで1か月後に二人が出会って1周年記念パーティーを行うことを企画します。しかしこのパーティーをこれまたサプライズということにしたので、氷織が引っ越してしまうと嘘をつく結果になってしまうのです。このため、めるは落ち込んでしまい、シックな気分で日常を過ごすことになります。
    • そしてパーティー当日、その日氷織が自分に黙って出て行ってしまうと思い込んだめるが動転して帰ってみると、サプライズでした〜ということでオチとなります。で、主人公くんが開発していた新商品の「ミルクレープのベリーソースかけ」が紹介されます。氷織とめるという凸凹コンビを見ていて、「合わないが合うになる」を思いついたと述べ、酸っぱいイチゴが甘いミルクレープの味とマッチするよとハッピーエンドを迎えます。エピローグはほぼオマケみたいなもので、主人公くんがサンタクロースであり、ヒロインたちが望むかぎり傍に居るよエンドとなります。