雑録

月がきれい 第10話「斜陽」を見た。

自分の彼女が違う男に粉かけられてるのを見て嫉妬に狂う主人公くんの巻き。
そして抑えきれない苛立ちをヒロインにぶつけてぞんざいな扱いをしてしまう。
個人的には破局してntr展開になることを期待していたがそんなことは微塵もなく「過去問」をきっかけに速攻で仲直りしました。
あと折角の川越祭りが単なる背景の一部と化してしまい物語になんら影響を与えず残念であった。
シナリオ展開や登場人物の心情変化の装置として機能させれば観光プロパガンダとなったのにね。

折角の川越祭りがシナリオになんら影響を及ぼさなかったぞ!!の巻き


  • 男が持つ女に対する所有欲と束縛性に関する問題意識の提示
    • 今回のお話は主人公くんが物語の冒頭からずっと伝統芸の継承のため練習を重ねてきた川越祭りのお話です。御神輿の上で異形に扮して舞い踊ります。ヒロインは主人公くんの雄姿を見て、ますます好感度を上昇させるのですが、はっきり言ってそれだけ。話の内容はntr展開へとシフトしていきます。ヒロインちゃんは陸上部に所属していたのですが、その部長がずっとヒロインに想いを寄せており、主人公くんという彼氏がいるのを知りながらアタックをかけてくるのです。そしてその現場を目撃している主人公くんというありがちな展開。ここで強調されるのが、男が抱く女に対する所有欲について。陸上部部長はヒロインの気持ちとかガン無視で俺の方が昔からずっと好きだったとかのたまうし、主人公くんは主人公くんで告白現場を見て勝手にムカつきヒロインに対してつっけんどんに振る舞う始末。陸上部部長も主人公くんも女を自分の都合の良いようにコントロールしたい病に感染しているわけですね。主人公くんはヒロインちゃんをぞんざいに扱った挙句、放置プレイ。そして泣き出すヒロインちゃん。よし、いけ、そこだ陸上部部長。これをチャンスに寝取ってしまえ!と思ったのは私だけではないはず。


  • ヒロインちゃんと主人公くんの仲直りの契機となったのは志望校の過去問でした。
    • お祭りの後、すっかり仲が冷え込む主人公くんとヒロインちゃん。ここでは主人公くんがどのように謝罪を行うかが着目されていましたが・・・。主人公くんが能動的に謝罪したわけではなかったのです。主人公くんは高校の進路選択の際に、好きな女が通う学校だからという理由で超長距離通学を決意し、ヒロインちゃんが通う学校の過去問を塾で取り寄せてもらいます。で、たまたまヒロインちゃんがその過去問が本棚に並んでいるのを発見し、埼玉県の塾に自分が志望する千葉県の学校があるのはおかしいと、バイトのチューターさんに尋ねるのです。そうしたら案の定、主人公くんが取り寄せたものであると判明し、ここから急展開で和解タイム。陸上部の足を活かして先回りし主人公くんの前に立ち塞がる処が個人的にはグッときますね。しかし回り込まれた。こうして1冊の過去問が二人を繋ぐ架け橋となったのです。フラグ構築のためとはいえ、もっとなんか違うアイテムはなかったのかい?で、主人公くんの心情吐露タイム。ヒロインちゃんと同じ学校を受けるんだと述べ、将来のこととか小説のこととか考えて決めたとか云々と説明します。これだけでもうケンカは仲直りさ。接吻を交わしお互いの体液で口径を濡らすのでした。