雑録

幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-「Another1 庄内藩物語(山南敬助√)」の感想・レビュー

主人公くんが山南敬助と共に庄内藩戊辰戦争を戦い抜くハイパー架空戦記
庄内藩の功績の背景には全て山南さんがいたから状態になります。
戦争準備・戊辰戦争の連戦連勝・戦後処理交渉・維新期産業開発で山南さん大活躍!
国を豊かにするには産業と教育!と、いうことで庄内藩の領民のために尽くすよハッピーエンドとなります。
京都編では懇切丁寧にMAP機能がありましたが、戊辰戦争編こそMAP必要な気がします。あと人物録も。

山南さん無双


  • 山南敬助庄内藩で藩政をリードするの巻き
    • 本作においての山南敬助の設定は以下の通り。薩摩と伊東甲子太郎の策謀のもと、会津より近藤勇を切れと命じられたため、新撰組の崩壊を防ぐため自分の命を犠牲にするというものです。本編では死ぬのですが、山南さん√では主人公くんと共に庄内藩に落ち延びることとなります。そこで山南さんは藩校の助教に就任。時流に応じた作戦を展開し、庄内藩を導いていきます。新撰組と縁が切れていないという設定のため、土方さんから色々とアドバイスを貰えるという立場を活かし大勝利!早期に最新兵器の導入を主張しそれが実現。いち早く西洋から武器を輸入したおかげで庄内藩戊辰戦争で連戦連勝となります。庄内藩の破軍星旗は無敵の象徴となったのでした。強いぞ、庄内藩


  • エピソードオブ庄内藩
    • 庄内藩ってどんな藩?そんな人々のために作中では分かりやすい解説が行われます。扱われるのは三方領知替えと薩摩藩邸焼打ち。
    • 天保の改革の時の三方領知替え。
      • 11代将軍家斉はオットセイの二つの名を持ち、側室40人子女55人がおりました。この子どもたちの養子縁組が大変であり、徳川家と姻戚関係を結んだ藩は優遇されており、家斉の子を養子にした川越藩松平家は豊かな地への転封を運動していたのです。そのため川越藩松平家を庄内へ、庄内藩酒井家を長岡へ、長岡藩牧家を川越へ移す三方領知替えが命じられたのです。しかしここで頑張ったのが庄内藩の領民たち。領民たちは酒井家がとどまることを求めて老中へ直接訴えたり、仙台藩その他に嘆願するなど激しい転封阻止運動を展開したのです。このエピソードが酒井家と領民の絆として描かれ、戊辰戦争でも領民たちが勝利に貢献します。
    • 薩摩藩邸焼打ち
      • 時系列的には小御所会議以後、鳥羽伏見の戦いの前。慶喜の政治工作により、政局を優位に進めていた江戸幕府。しかし何とかして武力討幕の口実を作りたい薩摩は、江戸で擾乱を起こし、幕府を挑発します。これに釣られてしまったのが庄内藩であり、薩摩藩邸を焼き討ちしてしまったのです。これに乗じた幕府の好戦派により鳥羽伏見の戦いが勃発したのでした。


  • 戦後処理
    • 停戦工作
      • 土方歳三から様々なアドバイスを得ていた山南さんは戦後処理でも大活躍。戊辰戦争では優位に戦いを進めていたため降伏に躊躇する意見を抑えて、庄内藩は強いという世論の状態での停戦を主張。また本作では強すぎる存在で有名な大村益次郎による70万両の献金要求に対しても山南さんが活躍。領内で搔き集めるだけ搔き集めても30万両ちょいだったにも関わらず、自ら大久保利通と交渉して譲歩を勝ち取ります。
    • 産業開発
      • そして明治時代に入ってからは産業開発に努めます。明治新政府の政策は外貨獲得。ではその手段は?日本の主要輸出品は生糸。では生糸を作るには?桑畑!というわけで、開墾しまくりで養蚕業の発展に尽くします。そして山南さんは人材育成のために教育にも力を注ぎます。老若男女に親しまれ、山南さんと主人公くんは生涯地域に尽くすハッピーエンドを迎えます。