雑録

幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-「Another3 長屋物語(永倉新八√)」の感想・レビュー

主人公くんと永倉新八が長屋で捨て子を育てるはなし。新撰組や歴史に関する話は少ない。
永倉新八√だったら靖兵隊の北関東での戦いや松前藩ネタ、小樽在住エピソードなどたくさんあるのに……
終局部分ではシナリオのテーマとなりえるネタが数クリックで流れてしまって、ちょっともったいなかった。
あと原田左之助がいるのだから上野戦争彰義隊がアームストロング砲により粉砕される話とかして欲しかったものよ。

永倉新八√概要


  • なぜか長屋で子育て
    • 新撰組から分離し靖兵隊を組織した永倉新八原田左之助。てっきり靖兵隊の活躍を読めると思いきや、なんかダイジェストモードよろしく江戸に舞い戻ることになります。いわゆる「顧客がホントウに必要だったもの」は、この靖兵隊の北関東での転戦だったのでは?と思ってしまいます。しかしスポットライトはあたらず、なんか途中から「長屋で捨て子を育てる人情噺」になってしまったぞ・・・。あと折角、永倉新八とともに原田左之助を扱えるのだから、上野戦争を書いてくれよと。ファンディスクに期待します。彰義隊がアームストロング砲で粉砕されるとかすごく燃える展開だと思いませんか。
    • で、子育て中に捨て子の生みの親が現れてひと騒動するも、結局は子どもを返すことになるとかいう文章を読むことになります。そして今度は新八の母親が現れて永倉新八松前藩士に帰順します(主人公くんは藩井杉村家の養子となり、そこへ新八が嫁ぐという形をとる)。
    • 永倉新八はけっこうな長生きだったので、死んだのは大正4年(1915年)。よって充分明治時代編もできそうな感じなのですが、数クリックでエピソードが挿入されて終わります。触れられたのは顕彰運動に貢献して近藤勇土方歳三の慰霊碑を建ててこと、日清戦争で抜刀隊に志願したこと、『小樽新聞』の記者に協力したことなどですかね。特に小樽新聞の取材は、新撰組=悪という固定観念を転換させたことで知られているらしいので、この辺とかもう少しクローズアップしたらもっと面白かったかもしれない。