幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-「Another4 帝政ロシア編(児玉源太郎√)」の感想・レビュー

全ヒロインを攻略すると解放される次回作予告編。主人公くん=児玉源太郎だった説を取ります。
帝政ロシアに勝利するためには、陸軍強化が必要ということで戦の天才:土方歳三を生き延びさせることに!
土方歳三と主人公くんの一騎打ちが帝政ロシア編のシナリオのメインとなります。
戊辰戦争編であっさりと近藤勇に貰った虎徹を捨てた主人公くんですが、帝政ロシア編では土方撃破のキーアイテムに。
無事、土方歳三の虚偽の死を演出した主人公くんは、児玉源太郎として日露戦争に臨むことになります。
土方歳三が渡仏し騎兵修得ということは、土方歳三秋山好古の立ち位置になるのか!?

土方歳三を生き延びさせ、主人公くんが児玉源太郎となり、日露戦争に備えよ!


  • タイムリープ系歴史改編
    • 本編において土方歳三による芹沢鴨粛清の際、主人公くんのイモウトが巻き込まれました。この時の怒りをきっかけに主人公くんは異能に覚醒するのですが、その一方でイモウトがいたという記憶を封じてしまいます。しかしAnother4シナリオでは、主人公くんはイモウトのことを思い出す展開となり土方歳三を憎悪して新撰組から離別することになります。しかしこのイモウト事件は主人公くんを新撰組から離別させるための装置だったのです。これを餌にして前作忠臣蔵にも出て来たキャラからタイムリープ系歴史改編の真相を知らされます。そして日露戦争の時に土方歳三の力が必要になるので、殺さずに延命させよとの命が告げられるのでした。斎藤一から、主人公くんのイモウトは生きており、戦に巻き込まれないように多摩へ避難させたことなどのネタ晴らしが行われます。こうしてあっさりと土方歳三への恨みを解消した主人公くんは、斎藤一永倉新八とともに如何にして土方歳三を生きたまま捕えるかを画策することになります。


  • 土方歳三との一騎打ち
    • 主人公くんは歴史知識を活かすことで新政府軍に加わり、五稜郭の戦いにおける総督に就任します。そして土方歳三と1対1の斬り合いに挑むことになります。本気で襲い掛かってくる土方歳三との戦いにおいては、いくら主人公くんが弱点看破の異能を保持していたとしても楽には勝てません。お互いが死力を尽くし、お互いの刃を肩に食い込ませることで受け止める形となります。このまま身体を捻って相手の刀をへし折った方が戦いに勝利する。そんな状況のなかで、はじめて近藤勇から貰っていた虎徹ソードがキーアイテムとなります。いくら土方歳三が身体を捻っても刀身を折ることができません。それは近藤勇から貰った虎徹だからだ!!という熱い展開。戊辰戦争編ではあっさりと捨てられていましたけどね!主人公くんは土方歳三の懐に獣血袋を放り込むとともに、刀を離した土方歳三の隙をついて、その袋を切り裂き、血まみれを演出します。こうして土方歳三の亡骸を抱いて立ち去るという方法で土方歳三を生きたまま捕えたのでした。