雑録

鷲尾よし子「北満の郷土部隊を訪ねて」『満支紀行 和平来々』牧書房、1941年、183-323頁

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1939(S14)年10月7日~11月6日の慰問旅行。
前回の慰問で演芸を連れてくると述べたので若柳吉美津江さんを連れて満洲へ。
群馬・秋田・静岡からなる青少年義勇軍満洲東安省林口県虎山自警村訓練所を訪れる。
満蒙開拓青少年義勇軍の少年たちが著者に向かって涙を流すところがハイライト。
他、陸軍の部隊や病院などを慰問したり、満人女学生と語ったり、観光したりもする。

慰問旅行ルート

満洲強行軍編

  • 10月7日
    • 東京駅発
  • 10月8日~10日
    • 門司 沈潮閣でご馳走攻めにあう → 船
  • 10月11日
    • 朝8時大連着。正午連鎖街の「丸円」で壮行会
  • 10月12日
    • 9時アジア号で出発・大連-ハルピン間800キロ11時間半・急行券5円・食堂1円50銭、13時奉天、夕方新京、荒木四郎と会見、ハルピンへ直行、21時半ハルピン着、乗り換えて牡丹江へ

北満慰問編

  • 10月13日
    • 朝牡丹江着、15時11分目的地着(検閲により伏字)、河野部隊慰問
  • 10月14日
    • 9時慰問開始、ポクラニーテナヤの丘、平野グロテコー
  • 10月15日
    • トラックでソ連国境付近へ
  • 10月16日
    • 正午頃、綏芬河駅。食堂で刺身・甘煮、戸倉部隊慰問、義合飯店(支那料理)
  • 10月17日
    • 宮崎部隊慰問、9時半牡丹江駅、夜林口下車
  • 10月18日
    • 平陽鎮で息子と対面、林口駅、佳木斯行。勃利を乗り過ごしてしまい千振へ。貨物列車で戻る。
  • 10月19日
    • 午前10時勃利駅、勃利訓練所、虎山へ。虎山は小駅であるが、軍都牡丹江と商工業の佳木斯との中間にある。満洲東安省林口県虎山自警村訓練所で義勇軍の少年たちと語る。
  • 10月20日
    • 朝、牡丹江着。21時45ハルピン着、興亜塾。
  • 10月21日
    • ハルピン滞在、髪結いへ。ロシア風ハルピン頭「秋林」、「松浦洋行」で買い物。夜:宴浜楼(支那料理)
  • 10月22日
    • ハルピン見物、満人経営の大商店、豚肉と白菜のショッツル貝焼き
  • 10月23日
    • ハルピン赤十字病院慰問、夜「武蔵野」(ハルピン随一の日本舞踏)、キタイスカヤ街
  • 10月24日
    • ハルピンの魚市場、10時にアジア号で新京へ。14時半、新京。陸軍病院へ。国都飯店
  • 10月25日
    • 吉林へ移動。13時吉林着。三陽ホテル、北山公園、ダム、娘々廟、松花江沿岸の観光都市、官公街、城内、満人たちの夕餉、三陽ホテル

奉天以南編

  • 10月26日
  • 10月27日
    • 奉天市内見物、一等のロシヤ料理
  • 10月28日
    • 大連、荒木四郎訪問、浪花町で買い物
  • 10月29日
    • 大連、扶桑仙閣、大連婦人会結成
  • 10月30日
  • 10月31日
    • 渡部部隊慰問
  • 11月1日
    • 荒木四郎訪問、満洲最後の夜
  • 11月2日
    • 満洲文化協会経営大同女子技芸学校へ。満人女学生と語る。11時大連出帆
  • 11月3日

日本帰国編

  • 11月4日
    • 門司入港
  • 11月5日
    • 神戸着、大阪へ。金岡陸軍病院慰問、道頓堀
  • 11月6日
    • 西宮、恵比寿様、大阪県人会
  • 11月7日
    • 東京駅着