ギャグゲーバカゲーでお馴染みのアサプロの作品。ぶっ飛んだヒロインと塩対応する主人公くんの話。
両親と共に故郷を離れたが、その後自立するため、地元に帰ってきたら、実家はボロボロになっていた!
そんなわけで、家を改修するまでの間、幼馴染の家を転々とすることになる。
各家庭を回った後で、選択肢による好感度次第で、定住先が決まる。
汚女、キチガイ家族、アホの子、アルミホイルと個性的すぎるヒロインを種々取り揃えています。
軽い感じの楽しいノリを表現しようとしているのであろうが受け入れられるかは人によるかも。
各ヒロインのキャラクター表現と発生イベントについて
- ヒロインぶっ飛びすぎですが、主人公くんも大概な気がする。
- ギャグ路線まっしぐらなアサプロ作品。まともなヒロインがいないのも、もうお約束ですね。いや、フツー路線にいきそうな雰囲気になる時もあるのですが、主人公くんがわざとネタに走って全てを強引にギャグに変えていきます。これを楽しめるかどうかで、作品の評価が分かれるのでしょうね。私はアホの子が一番好きなんですが、あまりにもアホの子に対して主人公くんが粗雑であり塩対応すぎてちょっとかわいそうすぎるかもしれない。以下、各ヒロインについての雑感を記しておきます。
- 荒波家
- お姉さんキャラかと思いきや汚女。外では一応外見に気を使っているようですが、トイレの後には手を洗わなかったり、洗っても服で拭いたりするので、外見すら気を付けていないかもしれません。家に帰ると、その傾向は一層増し、グータラっぷりが半端ありません。荒波家では母親も全く何もしないお方であり、お父さんが一人で家族を支えています。それ故、家族ぐるみの付き合いもあり、比較的まっとうな主人公くんを、娘の婿にしようと必死に画策してきます。一方で、ヒロイン自身はどうかというと、汚部屋を露骨にさらしてくれます。『オトメドメイン』でも汚部屋ヒロインいましたねー。汚女・何もしない・グータラと三拍子そろっており、シナリオのねらいとしてはもしかしたら所謂ギャップモノを描こうとしているのかもしれませんが・・・。
- 世計家
- 新妻家
- 母子家庭の和風喫茶。アホの子枠で色々な顔芸を見せてくれますが、一番ヒロインしてるのが、この新妻ひよりではないでしょうか。アホの子に見せかけて色々とモノを考えてますし、主人公くんや周りが茶化してアホの子扱いしているだけでは・・・と若干思ったりなんだり。幼少期に書いた母親の似顔絵が捨てられないとか、結構しんみりする場面が出てくるのですが、主人公くんが流して終了。ねぇ、もっとそこ掘り下げてよ!!そしてひよりのキャラが薄まるくらい、お母さんが強烈。未亡人であり、主人公くんを露骨に狙ってきます。いやもうこれお母さんを攻略ヒロイン枠にいれたげてよぉ!って感じです。
- ギャグで捌かれてしまっていますが、ひよりのキャラ表現は甘えたであり、結構破壊力抜群です。お母さんに用意してもらった新妻家のお揃いのパジャマを着てまんざらでもなかったり、主人公くんにデートの想い出として髪飾りをねだったりするところはきゅんきゅんしますね。まぁ3秒でバカゲー展開になってしまいますが。
- 理兎
- アルミホイル系チョロイン。理兎だけ家族が描かれません。ワンルーム一人暮らし。幼少期に活発系元気っ子であったことから、主人公くんに男だと思われていたことに憤慨し、好感度マイナス状態からスタートします。しかし理兎さんはチョロインであり、少し優しくされただけもう好感度はマックスさ。理兎さんは男扱いされたことに不満を抱いていただけ。理兎さんが風邪で弱って独り暮らしいで寂しいよぉ・・・となっていた所に主人公くんが颯爽とうどんを作ってあげれば、もうフラグは成立さ。コロッと堕とされてしまいます。「体調崩して一人暮らし寂しい」(せきをしてもひとり)からのうどん作ってあげる攻勢はサノバウィッチのメインヒロインでもありましたな。そんなわけで理兎さんは主人公くんにお手てを繋いで欲しくなっちゃうのでした。
- ここまでチョロインっぷりを発揮していますが、フラグ成立後は面倒くさい系女子になりそうな雰囲気をプンプンとまとっています。いわゆるアルミホイル系女子。自分以外の女子と主人公くんが会話するだけでジェラったり、事細かに家事分担で束縛しようとしてきます。