【文献サーベイ002】日本帝国と人流→満洲観光ツーリズム→満洲関係の博覧会

ほとんど研究進んでおらず焦燥感に駆られてきた。そんなに多くないのに講義回すだけで精一杯になってしまっている。少しずつでもやっていかねば。と、いうことで、ひとりブレーンストーミングタイム。博覧会とかってどうでしょうかね?思い付きですが。

  • 学術論文の流れ【おさらい】
    • 「先行研究の収集と整理」→「先行研究批判」→「新たな知見」を加える
  • 自分のテーマ
    • ☆「人を移動させる原動力は何か!?」
      • →帝国と植民地の人流 満洲国における人流
      • →人流(軍隊・都市移民・農業移民・開拓団・貿易・観光etc...)
  • 先行研究の収集と整理
    • 1.満洲に関する研究史
    • 2.満洲における旅行/観光/ツーリズムに関する先行研究
    • 3.満洲に関する博覧会の研究
  • 研究の指針→自分が付け加えられる論点を探す 
    • 対立法(通説が定まらず対立している分野での自分の見解を主張する)
    • 通説批判(学界や社会常識での通説に対して反駁する)
    • 新規開拓(考察が不十分な分野・部分を開拓する)
  • 満洲ツーリズム研究における新規開拓分野
    • (1)交通手段について:鉄道以外
      • 内地と植民地を結ぶ船舶あるいは航空
    • (2)サービス産業について:宿泊業、旅行斡旋業についての考察 
      • →ジャパンツーリストビューロー、ヤマトホテルなど
    • (3)メディア:交通業以外が作成したメディアや紙媒体以外のメディア
      • 満鉄系新聞:満洲日日新聞(満洲日日新聞+遼東日報=満洲日報/満洲日報+大連新聞=満洲日々新聞)、満洲新聞(元:大新京日報)
      • 非満鉄系新聞以外:満洲新報、新京日日新聞
      • 『旅行日本』(昭和7年創刊)→『旅』(昭和9年改題)→『旅行満洲』(『旅』の姉妹紙として昭和9年創刊)→『観光東亜』(昭和13年4月号より改題)→『旅行雑誌』(昭和18年7月号より改題)
      • 紙媒体以外のメディア:博物館、博覧会、観光資源(観光地)、ラジオ、映画など
    • (4)団体旅行:修学旅行や新聞社による取り組み以外
      • その他の組織によって主催されたであろう団体旅行の存在
    • (5)内地から植民地以外の、帝国における人流
      • 内地から植民地への移動だけでなく、植民地→内地、植民→植民地、西洋→植民地、植民地内の移動の考察
  • リーサチクエスチョンに対して何らかの答えを導く
    • 新規性があり考察が深まっていない分野であり、観光・ツーリズム・認識形成・観光資源と関係も深い、「満洲の博覧会」とかどうでしょうかね?
      • →リサーチクエスチョン「満洲に関する博覧会は人々の満洲認識にどのような影響を与えたか?」